草津町騒動で性被害告白が「虚偽」だと裏付けられた決め手の証拠とは
「虚偽」を裏付ける証拠は?
これまでの話は、あくまで信用性の吟味の世界にすぎない。元草津町議が「密室だった」と主張しており、町長室に防犯カメラが設置されていなかった以上、その告白が「虚偽」だとは断言できないと考えることも可能だ。
それこそ、「疑わしきは罰せず」という刑事司法の大原則からすると、「嫌疑不十分」で不起訴にすることも考えられた。にもかかわらず、検察は名誉毀損罪だけでなく、虚偽告訴罪でも起訴している。そこで、「虚偽」を裏付ける何らかの客観的な証拠が存在するのか否かが注目された。
この記事は有料です。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバーをお申し込みください。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバー 2023年11月
税込1,100円(記事3本)
2023年11月号の有料記事一覧
※すでに購入済みの方はログインしてください。