【富田林市】今年も大空を泳ぎ始めましたよ。昨年復活した石川河川敷の鯉のぼりは壮観な眺めです
コロナ禍で中断していた石川河川敷の鯉のぼりが昨年3年ぶいり復活し、石川の上空に多くの鯉のぼりが泳いでいました。そして今年も、その鯉のぼりが石川河川敷上空で優雅に泳いでいます。
天気が良いので、彼方(おちかた)の石川河川敷を、下流方向に歩いていくと菜の花が咲いていました。
そして菜の花の先を良く見ると、遠くに鯉のぼりの姿が見えて来ました。例年どおり、川西大橋・昭和橋の北側・下流にあります。公共交通の最寄り駅は近鉄川西駅です。
川西大橋と昭和橋を過ぎて鯉のぼりの方に向かいます。
水路橋を越えると、鯉のぼりの全容が見えました。
天気も良く、風も吹いているので、元気よく鯉のぼりが泳いでいる姿が見られます。
石川の鯉のぼりについて調べると、地域住民の手で立ち上げ活動しているこいのぼり「夢の会」(外部リンク)が例年行っている企画で、全国から鯉のぼりを寄贈してもらい、それを石川河川敷で掲げているそうです。
そして本年度より富田林観光協会が主催で、こいのぼり実行委員会として夢の会が運営しているとのこと。公式ページにも記載がありますが、2022年から2024年にかけて、富田林市を中心に鯉のぼりの寄贈が相次いでいるようです。さて、鯉のぼりの列に近づくと、やはり迫力が違います。
風が吹いている日だったのが幸いで、本当に生きているような動きをします。江戸時代に現在の鯉のぼりのスタイルを考案したそうですが、考えた人は凄いですね。
黒、赤、青がメインですが、緑や黄金の鯉のぼりも混じっています。どこにあるのかは、現場に行って探してみましょう。
昨年は途中までしか行きませんでしたが、今年は端まで行ってみることにしました。
よく見ると、黒い鯉(真鯉)には、赤い裸の男の子?が描かれています。
これは金太郎(坂田金時)のようです。金太郎が自分より大きな鯉を捕まえたという伝承によるもの。全てにはついていませんが、いくつか同様のデザインのものがありました。
写してはいませんが、訪問したのが日曜日だったので、ファミリーの姿が多かったです。中には小さな子どもが、風になびいている鯉のぼりを捕まえようと必死になっていました。その気持ちは本当にわかります。
風の吹き方によって鯉のぼりが裏返りなどが見られますが、これは実際に水面で見る魚でもこういう動きすることあり、水をイメージできる青空を背景にリアリティに再現されています。
コロナ禍による中断はありましたが、見事に復活して継続するのはとても良いですね。本年度から観光協会主催という「お墨付き」をもらったようなので、完全に富田林の春の風物詩のひとつとなりました。
動画にも少しだけ撮ってみました。
ポールをよく見ると、アルミなどの金属製ではなく、竹でできているようです。
こいのぼり夢の会によれば、昔ながらの竹竿で揚げる活動を行っているからだそうで、山が近く、竹林が多い富田林だからできることですね。風が強くけっこう撓っている(しなっている)ようですが、大丈夫なのでしょう。
さて、珍しい物を見つけました。これは鯉のぼりが登場する前の武者絵のぼりのようです。以前、河内長野のふるさと歴史学習館で説明がありました。
まだまだ先があります。数を調べると2019年の時点で400匹なので、2020年以降も鯉のぼりの寄付があることから、それ以上であることは間違いありません。
寄付された鯉のぼりなので、大きさや形状がバラバラですが、むしろそれが良いのでしょう。お気に入りのひとつをら見つけても良いですね。
端まで行きました。引き返しましょう。
中洲があり、石川の流れが合流している地点あたりが折り返し点です。
この日は天候にも恵まれました。そして風が吹く日だったのがさらに良かったです。
折り返して見ると背後に山が見えます。
さて、鯉のぼりのある位置から水越峠方面をみるとちょうどトラクターが通過して行きました。端午の節句が終わった後に行われるであろう、今年の稲作に向けて準備が進んでいるようです。
ということで、石川河川敷の鯉のぼりを紹介しました。天気が良い日で風が強かったので本当に素敵なこいのぼりの姿が見られました。
今年も5月12日まで上がっているそうなので、時間が許せば石川河川敷で季節の風物詩を楽しんでみてはいかがでしょう。
石川河川敷の鯉のぼり(石川河川敷グラウンド)
住所:大阪府富田林市西板持町1丁目
アクセス:近鉄川西駅から徒歩12分
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