高架下にひっそりと佇む

梅田の繫華街から少し歩けば、灯りが少なくなる高架下にひっそりと佇むラーメン屋さんを発見。かなり歴史があるのだろうかと思う店構え。中華ラーメンという表現は、中華とラーメンなのだろうか。いろんな思いを巡らせながら、〆のラーメンをいただこうとお伺いしてみました。

なんとカオスな店内、そしてレトロ感もあふれます。いろんなものが詰め込まれたような雰囲気。いったいいつからあるのだろうか、もうどれくらいの時を経ているのだろうか、勝手に思いを巡らせてしまいます。古の昭和感漂う店内は哀愁さえも漂います。

とんこつラーメン

メニューを眺めると、ラーメンやちゃんぽんに皿うどん。まさに町中華といったラインナップ。ラーメンは醤油・味噌・とんこつとオールマイティです。博多人の当方は、こりゃとんこつでしょうよ、てことでとんこつラーメンをいただきました。

柔らかめのチャーシューの下にはもやしも、そしてネギがトッピングされています。白濁のスープは程よく甘味を感じ、あっさりした仕上がり。豚骨のまろやかな風味が良き味わいです。九州とは少し違う味わいながら、どこか昔懐かしい感じがするラーメンです。

中太くらいのサイズのストレート麵。ツルツルっとした食感でコシもある。とんこつのスープと良き相性の絡み。とんこつスープといえど、地域によって色んな顔があるものだ、と思ってしまう。

卓上には塩やコショウ、あとは餃子のタレや辣油でしょうか。ラーメンの種類も豊富ながら、ちゃんぽんや皿うどんもあるお店。ちなみにカレーラーメンなるメニューもあり、これが人気のようです。他のメニューも興味津々。

このカウンターの中で、年配の大将が作ってくれるのも年季を感じ、これがこのお店の伝統なのでしょう。大阪でふと出会ったお店。それぞれの土地でそれぞれの歴史と味があるのもラーメンの魅力。他のメニューも食べてみたいと思う、とっても美味しいラーメンでした。

中華ラーメン 平和