シャフトの向きだけが問題ではない スクエアなトップオブスイングの形とは【ゴルフ】
トップオブスイングの形は大きく分けて3パターンある。「スクエア」「レイドオフ」「クロス」だ。
基準は「スクエア」もしくは「レイドオフ」で、「クロス」は避けたい形。
ただ、トップの形が、良い形か、そうでないかは、シャフトの向きだけでは判定できない。
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スクエアなトップ
スクエアなトップオブスイングは、トップオブスイングでのシャフトの向きが目標線と平行、もしくは、シャフトが地面と平行の時に目標線と平行、と言われている。
肩の回転との兼ね合い
トップの「スクエア」「レイドオフ」「クロス」は、目標線後方からのシャフトの向きだけを見ているようでは不完全。
同じシャフトの向きでも、両肩のラインの回転度合いによって、そのトップの形は違った意味を持つことになる。
シャフトの向きが目標線とスクエアの場合でも、大きく分けて3パターンのトップの形があり得る。
①肩のラインの回転が90度でシャフトの向きが目標線と平行
これが一般的なスクエアのイメージだろう。
②肩のラインの回転が90度以上でシャフトの向きが目標線と平行
ノーコックでバックスイングした時になりやすいトップオブスイングの形。肩のラインの回転が90度で止まっていれば、レイドオフのトップになっているかもしれない。
③肩のラインの回転が90度以下でシャフトの向きが目標線と平行
左手を背屈してバックスイングした時になりやすいトップオブスイングの形。肩のラインの回転が90度までいけば、シャフトクロスのトップになっているかもしれない。
スクエアに見えてもシャフトクロスかもしれない
シャフトの向きを見るとスクエアでも、両肩のラインを基準に考えると、クロスという評価になる場合がある。
練習場で打席後方から、スマホなどでスイングを撮影することは一般的になってきており、その時、トップオブスイングでのシャフトの向きに注目している人は多いだろう。
ただ、後方からのシャフトの向きのチェックだけでは、‟スクエア”を確認する上では不十分かもしれない。
多くのゴルファーがイメージしているスクエアなトップオブスイングにするためには、体幹の回旋と側屈が十分に入った上でのスクエアなシャフトの向き、である必要がある。
手でクラブを持ち上げて、シャフトの向きを操作して‟スクエアな感じ”を作り出しても、それは良いダウンスイングになるトップオブスイングにはならない。
可能な限りいろいろな角度から自身のスイングをとらえ、視野を広く持って、クラブのポジションについて探っていきたい。
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