達磨に獅子舞!新年のご挨拶にもってこい「笹屋伊織」さんの香り高い抹茶と濃厚な黄身餡の桃山です
年の瀬になると、なぜこうも慌ただしくなってしまうのかと毎年のように思うのですが、皆様はいかがでしょうか。
気分転換にふらりと息抜きがてらデパ地下などに15分だけ寄り道してから帰宅しようと(新商品や店内の様子をリサーチするという意味もありますが)思い立ち寄ると、暮れのご挨拶だけではなくお年賀用のお菓子を購入する方々が沢山!
一般的に元旦から3日まで、もしくは松の内である7日までに直接手渡しというのがオーソドックスなものかと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
そのご挨拶の際の手土産は実に様々ですが、私が気を付けていることのひとつに【賞味期限】があります。消費、ではなく、賞味です。と申しますのも、年の初めはなにかと慌ただしいうえに、新年会などゆっくり息つくこともままならないというパターンも。気が付けば期限が切れてしまい…というのはあまりにも悲しすぎます。そのため、約1か月はお日保ちするものを選ぶようにしています。
今回ご紹介する京都の和菓子屋「笹屋伊織」さんの御菓子はまさにお年賀にぴったり。「獅子舞」と「おきあがりこぼし」をご紹介。
笹屋伊織さんの季節の桃山を包んだパッケージは、てっぺんを紐で括ったスタイルが多くそれも私のお気に入りのポイント。気取りすぎず、それでいてどことなく可愛らしいんです。そして子供たちからの評判も上々。
獅子舞は「抹茶味」の桃山。凛々しい眉毛ながらも、どことなくご機嫌なお顔の獅子舞に思わず笑みが。しっとりとした抹茶の生地の中には抹茶餡。優しくまろやかな焼き皮は、抹茶味が控え目…?と思いきや、じわりじわりと広がる抹茶の芳しさ。あれよあれよという間に舌の上で香り高い抹茶が揺蕩います。
おきあがりこぼしは王道の「こし餡」。鮮やかな金糸雀色の桃山生地には、あっさりとしたこし餡が包まれており、こちらも第一印象は慎ましやか。しかし、すぐさま卵黄のこっくりとした旨味やコクが口内を占領し、リッチな味わいに。
いずれも余韻まで個性がきらりと光る味わい。キュートな見た目ではりますが、大人の方も温かい飲み物と一緒に一息付けるようなおめでたい和菓子でした。
<笹屋伊織・本店>
公式サイト(外部リンク)
京都府京都市下京区 七条通大宮西入花畑町86
075-371-3333
9時~17時
定休日 火曜日