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【文具のリスト】手元にある文具のリストを作ろう!まずは各種印刷用紙の種別と残りをクラウドで管理する

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手
プリンター用紙を整理する

増える文具を管理する

 文具のリストを作ってみましょう。とくに消耗品のリストをクラウド上に作ってみましょう。入力はパソコンから。するとスマホでも確認ができます。

 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家・歌手の舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。

 今回は文具のリストを作ろうという話です。

まずは消耗品

 文具といってもいろいろありますよね。今回とくに優先したいのは、消耗品の類いです。たとえば、プリンター用紙。私はとくにイベントなどの告知のために名刺サイズのカードにサムネイルを印刷して渡したりしています。こんな感じです。

名刺サイズのカードにイメージを印刷して告知用に使う。
名刺サイズのカードにイメージを印刷して告知用に使う。

 で、こういう用紙はちょくちょく補充の必要が出てくる。また、できればずっと同じ型番のものを買うのがいい。用紙印刷用のソフトの設定をやり直さずに済むからです。

 ともあれ現状では同じ目的のために、複数メーカーの複数フォーマットのものを購入し、それらが併存している状態です。

 そこでとりあえず、プリンター印刷用紙のリストを作ってみようと思います。

 使うのは、Googleスプレッドシートです。これはGoogleのアカウントがあれば誰でも無料で使えます。これを使うとよい理由もおって説明していきましょう。

Googleスプレッドシートにフォーマットを作る

 まずパソコンでGoogleスプレッドシートを開きます。詳しい方法は割愛します。

 こういう画面ですね。

パソコンでGoogleスプレッドシートを開いたところ
パソコンでGoogleスプレッドシートを開いたところ

 そして次に項目名を設定していきます。ここでは、「種別」「品番」「メーカー」「残」「最終記入日」「備考」としました。

 それぞれの項目については説明しなくても分かると思います。念のために少しだけ解説すると、「残」は記入時点での残り枚数です。そしてそれを更新したのが「最終記入日」ですね。ここは履歴を残さず、どんどん上書きする運用のイメージです。

項目と、手元の実際の製品を入力したところ
項目と、手元の実際の製品を入力したところ

 一通り入力し終わったら、画面左上の「無題のスプレッドシート」を書き換えて「文房具在庫リスト」とします。

 ここは、個別に「用紙リスト」などでもいいのですが、あえて「文房具」としました。これは、このあとにも別のアイテム、たとえばシステム手帳リフィルとか、インクとかを記入しやすくするためです。

デジタルならば、あとからの項目追加や編集も簡単

 そしてもしあとから入力したアイテムに足りない項目があれば、その項目を付け加えればいいわけです。あるいは、ファイルそのものの入力アイテム数が増えたら、今度はジャンル別のファイルに分割してもいいわけです。いったん入力した情報をいかようにも編集できるのは、デジタルデータのいいところです。

 おそらく20年ぐらい前ならば、Excelでフォーマットを作って紙に印刷して管理したところでしょう。ですが、そもそもパソコンのデータの方が便利です。そして、今ならばクラウドツールがあります。

スマホでも確認できる

 こうやってGoogleスプレッドシートに入力したデータは、スマホからも確認できます。iPhoneでこのデータを見たのがこの図です。

iPhoneで、Googleスプレッドシートを開いたところ
iPhoneで、Googleスプレッドシートを開いたところ

 これだと縦になってよく見えないですよね。そこで、iPhoneを横にしてみました。するとこんな感じで見えます。

iPhoneを90度回転させたところ。横方向に長くなり、表示項目がよく見える
iPhoneを90度回転させたところ。横方向に長くなり、表示項目がよく見える

 これなら例えば家電量販店の店頭でもすぐに確認ができます。

 デジタルならでは、クラウドならではの便利さですね。

 今後は、きっちり用紙の管理をしようと思います。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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