【京都市西京区】閑静な住宅街のグルメスポットで鮮度抜群の魚介が食べられる割烹 ランチの海鮮丼が美味!
阪急上桂駅西口から静かな道をゆっくり歩調で10分ほど下がっていくと、閑静な住宅街が続きます。そこから府道29号線に至る道は、白いオムライスで知られる居酒屋フレンチ「桜と都」やインド&ネパールレストランの「タージマハルエベレスト」、行列のできる手打蕎麦の「真心」、天然酵母と国産小麦にこだわる人気のパン屋さん「AKINE BREAD」などが立ち並び、知る人ぞ知るグルメスポットになっています。
その道沿いにある割烹「味市千」は、店主の岩村章孝さんが作り出す「鮮度抜群の魚介類を使っての匠の逸品が食べられるし、ハモやタケノコといった京都の食材も旬の季節に丁寧に調理してあって美味しい」と地元で大評判の店です。2024年5月27日に訪れました。
評判になるのも納得です。10年の修業の後、地元のこの場所で29年に亘って営業を続ける岩村さんは毎日、京都中央市場に出かけて行って、新鮮な食材を目利きしています。「はもはまだ走りやね。旬は秋口。それでも今年はまだ良い方やなあ。これから一雨一雨降るごとに脂がのってきよる。」と貴重な情報も教えていただきました。
「今日から明日は雨ですよね。猟師さんが瀬戸内海から太平洋に漁に出られないんですよ。じゃあ何買うかとなったときに、養殖物はたくさんあるけど、ひらめとかアジとかやっぱり天然物は味が違う。行かんことには分らんことがあるな。値は安い掘り出しもんもあるしな」
さて、この店はランチタイムにはマグロ丼や天ぷら丼など丼物も人気です。一番人気の海鮮丼を注文しました。あったかご飯の上にぎっしり乗せられたお造りの数々がほんとうにぷちっぷりっとして生きの良さが分かります。話に有った「ハモの落とし」もちゃんと乗っています。
薄く薄く巻かれただし巻きが絶品。ショウガやそぼろや小魚など時期によって入っているものを工夫しているのだそう。一見普通に見える味噌汁が飲んでみると味がめちゃ濃厚で美味い。「昔はアラを使ったり、出汁から手作りが当たり前やったわな」と岩村さんはいいます。
「来年、店も30周年や。食べ方も料理も宣伝方法も、お客さんも変わったけど、これからも美味しいもん仕入れて、美味しいもん作って売るだけやな」と明るい笑顔で語って下さいました。
苔寺や鈴虫寺、浄住寺、地蔵院に訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください!
「味市千」(外部リンク)京都市西京区上桂森下町1-68 075-391-2440