花粉症の子どもの症状をおさえたい!生活面から改善する3つの方法
花粉症は大人が発症する症状というイメージが強いかもしれませんが、実は子どもの発症数も年々増加しています。
子どもの花粉症の症状も大人と同様で、鼻水・くしゃみ・目の痒みなどに悩まされることが多いです。
そのため、症状が酷い場合には外で遊ぶことが難しくなったり、勉強に集中できなくなったりします。
花粉症の症状は、日頃の生活習慣を改善するだけで軽減できる場合もあるので、今回の記事ではその具体的な方法を3つご紹介します。
花粉症の原因
花粉症の原因になっているものは、花粉とそれに伴う抗体です。
花粉が体内に侵入すると、体は花粉を異物と認識するので、抗うための抗体を作り出します。
そして、さらに花粉が体内に侵入すると、花粉と抗体が結合することによってヒスタミンなどが分泌されます。
このヒスタミンなどの効果で、花粉を排出するための鼻水やくしゃみの症状に繋がるのです。
抗体の出来やすさには個人差があるため、発症が早い場合も遅い場合もあります。
生活面から改善する3つの具体的な方法
ここからは、子どもの花粉症を改善する具体的な方法を3つご紹介します。
どの方法も、比較的簡単に始めることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
1:洗濯物は外干ししない
洗濯物を外に干すと花粉が衣類に付着し、そのまま洗濯物を取り込むと、室内にも花粉が広がる可能性があります。
そのため、出来る限り室内干しをするようにしてください。
しかし、室内干しにすると、乾きにくさや生乾きが気になる方も多いと思います。
その場合には、扇風機で送風をしたり、エアコンの除湿機能を使用したりするのがおすすめです。
2:腸が荒れるものを避ける
花粉に反応する抗体は、実は半分以上が腸に存在していると言われています。
そのため、花粉症を和らげるためには、まず腸が健康的な状態であることが重要なのです。
油物や酒類、刺激が強い食べ物など、腸が荒れてしまう原因になる食べ物は、極力避けるようにしてください。
3:ヨーグルト+すりごまを食事に取り入れる
花粉症の症状を軽減するために、腸内環境を改善する方法としておすすめの食べ物が、ヨーグルト+すりごまです。
善玉菌が豊富に含まれているヨーグルトと、善玉菌の餌になる食物繊維が多いゴマを一緒に食べることで、相乗効果が期待できます。
ゴマは白でも黒でも問題なく、さらにゴマに含まれているセサミンが抗アレルギー物質なので、花粉症に効く可能性があります。
参考:伊藤明子. 医師が教える子どもの食事50の基本 . ダイアモンド社 , 2023 .
まとめ
ここまで、花粉症の症状を軽減する方法をご紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?
花粉症対策には、花粉を極力体内に侵入させないことと、腸内環境の改善が重要です。
これらの方法は子どもだけでなく、もちろん大人にも効果的なので、生活に取り入れやすい方法からぜひ実践してみてください。