桜の見頃が終わると、4月中旬から梅雨の前まで、一年で一番清々しい初夏の季節を迎えます。

毎年この時期にはお花見を楽しんでいる方も多いと思いますが、筆者が密かに楽しみにしているのは、初夏のハイキングです。名古屋市内には、手軽に自然に触れられる緑地や公園が点在しており、ふと歩くだけで癒されることができます。

今回は筆者の地元である天白区を中心として、初夏に歩きたい名古屋の緑地・ハイキングコースを連載形式でお届けします。

今回第6弾としてご紹介したいのは、天白区民憩いの「天白公園」。大根池（おおねいけ）を取り囲む3つの小山を含む総面積26.5ヘクタールの総合公園です。

そんな天白公園があるのは、地下鉄鶴舞線・植田駅もしくは原駅から徒歩約20ほどの場所。公園には北駐車場と東駐車場が設けられており、車でのアクセスも可能です。

天白公園は、中央の大根池を取り囲むようにして整備されています。一周ぐるりとウォーキングを楽しむことが可能。一周およそ15分から20分ほどとお手軽です。

緑に包まれ、池の水面にも映り込む姿は、まるで都会のオアシスとでも呼びたい風情がありますね。

そんな「天白公園」ですが、北側は手付かずの雑木林が残り、ありのままの自然を残しています。生命力溢れる緑が目の癒しに。特に、木々の色が移り変わる5月前後の美しさは格別です。

園内にはいくつか遊歩道があり、ハイキングを楽しむこともできます。例えば北東にある階段を上がると、御犬山として親しまれる「中山神社」へ。

岐阜県恵那郡串原村の中山神社より分霊された「中山神社」。御祭神は広国押武金日命（ひろくにおしたけかなひのみこと、二十七代安閑天皇）です。

もともと広国押武金日命は、奈良県吉野郡金峯山より犬に乗って渡ってきたという伝承があります。

その伝承にちなみ、古くより山犬を神の使い「おいぬ様」と崇め、盗難・疫病・災難除け、子宝を祈って霊験ありと伝えられたのが、中山神社のおこりです。

天白区民の憩いの公園に、神話の世界や遠く離れた吉野山に思いを馳せる場所があることに驚きますね！

また北西には手付かずの森から竹林へとつながるとっておきのコースがあります。どこか隠れ家のような雰囲気があり、都会の喧騒から離れた空間が心地良いです。

また園内にはワイルドな痩せ尾根歩きを楽しめる場所もあるので、ぜひ探してみてくださいね！

公園でありながら里山の自然を満喫できる「天白公園」。デイキャンプ場もあり、1日中楽しめる家族の遊び場としておすすめです。

------------------------------------------

土庄雄平のおすすめ記事がLINEに届きます！

12月18日から配信スタート、毎週月曜日の10時にお届けします。

名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。

ぜひ登録してくださいね♪

<友だち追加の方法>

■下記URLをクリックして友だち登録してください

LINEアカウントメディア（外部リンク）

------------------------------------------