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【目黒区】GWはどこ行く? 恵比寿ガーデンプレイス「YEBIS BREWERY TOKYO」はいかが

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

渋谷区と目黒区にまたがる「恵比寿ガーデンプレイス」。サッポロビール工場跡地の再開発事業として1994年(平成6年)に開業した施設です。

「恵比寿ガーデンプレイス」内にあった「ヱビスビール記念館(旧・恵比寿麦酒記念館)」が2022年10月から休館。
その場所に「YEBIS BREWERY TOKYO」として2024年4月3日(水)にリニューアルオープンを迎えました。

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

ここで35年ぶりに、恵比寿の地でビール醸造を再開ということで大きな話題に。GWは遠出をせずに、近場で楽しもうと考えている皆さんに、見どころをダイジェストでご紹介していきましょう。

「YEBIS BREWERY TOKYO」には過去・現在・未来を現わす3つのエリアが誕生

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

今回のリニューアルでビール醸造施設が追加され、「旧・ヱビスビール記念館」時代から引き継いだミュージアムエリア、そしてここでしか飲めない生ビールが味わえるタップルームと合わせて3つのエリアが誕生しています。

サッポロビール株式会社では、それぞれのエリアを「過去・現在・未来」と位置づけ、ヱビスビールの魅力を存分に味わえる施設に。簡単にご紹介していきましょう。

ヱビスビールの「過去」を旅するミュージアムエリア

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

130年以上の歴史を紡ぐヱビスビール。ミュージアムエリアでは恵比寿の街の移り変わりとともに重ねてきたヱビスビールの変遷を懐かしい写真や商品、広告とともに辿ることができます。

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

かつてヱビスビールの醸造には「三田用水」が使われてきました。三田用水は1664年(寛文4年)に中目黒、大崎、三田などへ配水するためにつくられた「三田上水(玉川上水を分水)」が起源となっています。

「三田用水」の遺構
「三田用水」の遺構

ビール醸造量が増えたことにより、水の確保が急務となったことで「三田用水」の整備や暗渠化にヱビスビールが貢献したというのをご存じでしたでしょうか。
NHKのブラタモリ 「東京・目黒 〜目黒は江戸のリゾート!?〜」でも紹介されたのでご覧になった方も多いはず。

東京大学駒場キャンパス脇、山手通りに沿って「三田用水」の遺構が残されているので合わせて巡ってみるのも面白いかもしれません。

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

ミュージアムのお隣には「BEER is JOUNEY」のコーナー。
「旧・ヱビスビール記念館」が所蔵していた資料に加え、過去写真を探し出して街と共にあったヱビスの姿を再構築し、天井までの壁3面を使ったコラージュが圧巻です。

中央には現在、恵比寿ガーデンプレイスとなっている旧・恵比寿工場の模型が展示されています。

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

古くからこの街で暮らしてきた方にとっては懐かしい写真が見つかるかも。ぜひじっくりと眺めていってくださいね。

ヱビスビールの「現在」を担うブルワリーエリア

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

続いてご紹介するのがヱビスビールの醸造施設があるブルワリーエリア。35年ぶりに恵比寿の地でビール造りを再開したことが見られるのはちょっと感無量です。

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

ドイツ製の醸造設備はまさに「YEBISU BREWERY TOKYO」のアイコンでもあります。そしてフラグシップとして開発されたビールが「ヱビス インフィニティ」。

1890年のヱビスビール誕生当時に使用されていたと思われるドイツ産ファインアロマホップ「テトナンガー」を一部使用し、過去に想いを馳せながらも現代ならではのおいしさに蘇らせています。

ヱビスビールの「未来」を現わすタップルーム

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

リアルタイムで醸造されたヱビスビールは「タップルーム」で飲むことができます。通年で提供する「ヱビス インフィニティ」「ヱビス インフィニティ ブラック」の他、期間限定や数量限定のエビスビールを1杯1,100円(税込)から提供中。

ヱビス インフィニティ・「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
ヱビス インフィニティ・「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

まさに五感で「ヱビスビール」が味わえる空間となっています。

タップルームはテーブルや椅子に座ったり、スタンディングでも気軽に飲めるゆったりとした空間。簡単なおつまみも用意されているので仕事帰りにちょっと1杯もよさそうですね。

「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影
「YEBIS BREWERY TOKYO グランドオープン記念イベント」で撮影

タップルームではここでしか味わえないビールを提供。4月25日(木)からは「プロト ジューシーエール」を数量限定で発売スタートしています。

「YEBIS BREWERY TOKYO」への来場者はすでに3万5千人を突破するなど、この春最も注目を集めている施設であることは間違いありません。

ちょうど2024年3月26日(火)から、目黒区総合庁舎から目黒駅まで、目黒三田通を中心に「さんまバス」が運行開始。途中、恵比寿ガーデンプレイスを通ります。

GWはお買い物ついでにぶらりとのぞいてみてはいかがでしょうか。

■取材協力

サッポロビール株式会社

【店舗概要】
YEBIS BREWERY TOKYO
営業時間:平日12時~20時 (最終入館・ラストオーダー 19時30分)/土日祝11時~19時 (最終入館・ラストオーダー18時30分)
定休日:火曜(祝日の場合は翌日休み)・年末年始、臨時休館日あり
住所:東京都渋谷区恵比寿4-20・目黒区三田1-13 恵比寿ガーデンプレイス内

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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