【船橋市】”お店の味を、お家でも”こだわり満載の手作りあんみつ屋さんは地域に根差した温かいお店です
日本の食文化に欠かせない「あんこ」。
特に和菓子を作るうえでは定番となっている素材であり、古くから人々に愛されている食べ物の一つです。
羊羹や大福、どら焼き…など「あんこ」の美味しさが魅力の和菓子は数多くありますが、
「あんこ」を添えることで完成する、彩り鮮やかな「あんみつ」は和風スイーツの代表格といっても過言ではないでしょう。
今回は、そんなたくさんのこだわりが詰まった手作り「あんみつ」を提供されている素敵なお店をご紹介します。
閑静な住宅街にゆれる暖簾が目印
お店は夏見の閑静な住宅街の中にあります。
県道288号線沿いの「はな膳 夏見店」を背に信号を渡り、通りをまっすぐ歩くこと約5分。
和を感じさせるさわやかな白い暖簾が目印の「あんみつ りあん」。
テイクアウト専門の手作りあんみつ屋さんです。
広い通りに面したお店は天気の良い昼間は日差しが降り注ぎ、明るさに包まれた印象。
扉を明けるととすぐ目の前はカウンターとなっており、そこで商品の注文と受け渡しとなります。
数種類のあんみつメニューの他、季節のフルーツを使った期間限定品も。
ぜんざいやアイスクリームなどもあり、この時期は温かいおしるこも人気だそう。
こだわりの手作りあんみつには愛情たっぷり
テイクアウト専門店ですが「お店の味を、お家でも」をモットーとした、手作りあんみつにはこだわりが満載。
まずはなんといっても「あんこ」。
お店を始める前もあんこを扱うお仕事をされていたという店主の梅田さん。
原料となる小豆は主産地である北海道の中から、さらに厳選した十勝産のものを使用。雪解け水が含まれる自然豊かな大地で育てられた小豆を、5時間近く丁寧にじっくり煮込むことで特製「あんこ」が出来上がります。
しっとりと優しい甘さが特徴的で、小豆の風味が口の中に広がります。
また、兵庫県から取り寄せているという、高品質の白玉粉を使用した手作りの白玉もあんこと相性抜群。キラキラ光る白玉は、ほどよいモチモチさに加えツルっとなめらかな食感も味わうことができます。
商品は、こだわり抜いたそれぞれ素材の魅力を損なわぬよう注文を受けてからの盛り付けとなります。
のど越し爽やかな寒天と甘い果実、優しい味わいのあんことなめらかな白玉。
お客さんの手に渡る直前まで出来立てにこだわり、愛情たっぷりに作られたあんみつは”お店の味を、お家でも”の通りだと感じました。
春を感じさせる色合いが素敵な苺あんみつ(600円)は、3月いっぱいまでの限定品。
苺で作られた白玉と特製の甘い蜜、これもあんこと相性ぴったりな美味しさです!
店内での飲食は不可ですが、お店の目の前には「夏見台中央公園」があります。
ベンチも設置されている広々とした公園なので、おしるこやアイスクリームなどは温かいうち、溶けないうちにテラス席気分で利用するのもおすすめです。
地域に根差し、愛されるお店を。夏見には美味しいあんみつ屋さんがある!
「あんみつ りあん」を切り盛りするのは夏見地区出身の梅田さん高田さん姉妹。
大好きな「あんこ」で地元を少しでも盛り上げたいとの想いから2022年秋にお店をスタートされました。
お店のある通りは1970~80年代は商店街として賑わい、地域の方同士の交流も多かったそうですが、過疎化により今ではシャッターを下ろしている店舗が多く、さみしい雰囲気は否めません。
その中で「あんみつ りあん」は近隣の方々が、お散歩がてら気軽に立ち寄れるお店として明るさと温かさに溢れた場所となっています。
また、船橋市内で開催されるマルシェやイベントにも定期的に出店。
"夏見のあんみつ屋さん”として地域の活性化を図りたい、と積極的に活動中です。
飼い犬の名前由来でもあるという店名「りあん」という言葉には、フランス語では「繋がり、絆」という意味があり、“地域との繋がりを大切に、愛されるお店を”との願いを込めて名付けたそうです。
「周辺にもっとお店が増えてまた賑やかになるといいな」と仰っていた梅田さんと高田さん。
地元を想う温かいお二人の人柄と、優しい美味しさが味わえる手作りあんみつが魅力のお店です。ぜひ足を運んでみてください。