原価無視、採算度外視。一日限りのラーメンがついに降臨!
博多屈指の行列店『博多一双』が創業8周年
豚骨ラーメンの聖地、福岡博多で人気を集めているラーメン店『博多一双』(株式会社EVORISE/代表取締役:山田晶仁)が、2020年11月に創業8周年を迎える。2012年、博多駅東に創業以来、地に足をつけた着実な店舗展開を進め、8年間で福岡市内に3店舗を運営。どの店も連日行列を作る人気店となっている。
数ある博多の豚骨ラーメンの中でも『博多一双』は濃厚でパンチのある一杯を提供している。特徴はなんと言ってもその豚骨スープ。スープの表面一杯に敷きつめられた細かな脂泡は「豚骨カプチーノ」と呼ばれる。熟成させたスープの香りと味わいは、一度食べたらクセになるというファンも少なくない。
「博多ラーメンが最強だと思っているんです。そして博多には美味しい豚骨ラーメンを出すお店はたくさんあります。『誰が食べても美味しいラーメン』を作るのはやめようって決めました。万人受けは狙わずに好きな人にだけ食べて貰えるラーメンを作る。自分たちの食べたいラーメンを貫こうと思ってやってきました」(博多一双店主 山田晶仁さん)
業界を驚かせたラーメンとは
豚骨一本でこれまでやってきた『博多一双』だが、2019年11月に一日限りで豚骨ではないラーメンを出したことがある。創業7周年を記念したイベントで提供した「松茸ラーメン」は、大量の松茸を刻んでミキサーにかけてペーストにして鶏清湯とブレンドしたスープに特注麺を合わせたもの。
さらにアワビを使った炊き込みご飯と、自家製のシャーベットもセットにして、振る舞い酒として日本酒も飲み放題にした。さらにイベントだけのために丼やレンゲ、ユニフォームまで新調という徹底ぶり。平均単価が650円ほどの福岡のラーメンにおいて、一杯2,000円という高価格なラーメンであったにもかかわらず、事前予約制のチケットは即完売。まさに採算度外視の破格なイベントとなった。【関連記事:原価無視、採算度外視のありえないラーメンとは?】
常識外れのラーメンが再び登場
あれから一年。『博多一双』創業8周年を記念して、2020年11月28日(土)の一日限りで、再び原価無視、採算度外視のラーメンがお目見えする。今回のラーメンは「佐賀牛と黒トリュフ」をテーマにした一杯。高級食材の佐賀牛と黒トリュフをどのようにラーメンに使うのかは当日までのシークレットだが、「一双らしく、楽しく振り切ったラーメン」(山田さん)というコンセプトで作られることになる。
さらにポルチーニ茸を使ったご飯、季節のデザートがつき、振る舞い酒として京都伏見の『澤屋まつもとultra』をはじめ、生ビールやハイボールも飲み放題で価格は2,000円。前回同様に原価無視、採算度外視の8周年イベントが今年も行われることが決定した。
皆に笑顔になって欲しい
「博多一双も開業から8年、去年から始めたイベントで今年で2回目になります。『いつも応援して頂いてる皆様に精一杯のおもてなしがしたい』という想いと、『博多一双はこんな事も出来るんだ!』ということを知って頂きたいという理由から、中途半端にならないように原価を無視した赤字覚悟のイベントをすることにしました。
私たち博多一双もそうですが、日本中の皆様もコロナ禍でとてもキツい思いをされていると思います。飲食店として少しでも皆様に笑顔になって欲しいという想いを込めて、今年もイベントをすることを決意しました。『上品な材料をラーメンらしく下品に』。山田らしく博多一双らしく作っていきたいと思います」(山田さん)
なお、イベントには前売り券(時間指定)の事前購入(祇園店の店頭でのみ販売)が必要で、すでに販売も開始している。昨年も早々に完売したイベントなので、興味のある人は急いでゲットして欲しい。
※写真は筆者の撮影によるものです(出典があるものを除く)。
【博多一双 創業8周年イベント】
日時:2020年11月28日(土)11:00〜20:00
(全11部・各回40分間・完全入替制)
場所:博多一双 祇園店(福岡県福岡市博多区祇園町3-2)
内容:「佐賀牛と黒トリュフのラーメン」
「ポルチーニ茸を使ったご飯物」
「季節のデザート」
「振る舞い酒 澤屋まつもとultra」
(振る舞い酒、生ビール、ハイボール飲み放題)
価格:2,000円(税込)
※時間指定の前売券は『博多一双 祇園店』店頭でのみ販売中。
売り切れ次第終了。祇園店以外での販売はありません。
受付は博多一双の公式SNSでも対応しております。
※イベント当日の販売はありません。必ず前売券をご購入ください。
※感染拡大防止の為、来店時はマスクの着用をお願い致します。
また、入店前に検温をさせて頂きます。