アロンゾがピアッツァを追い抜き、メッツ通算本塁打の単独3位に。トップ2はストロベリーとライト
8月29日、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は、シーズン29本目のホームランを打ち、通算本塁打を221本とした。
これまで、アロンゾは、メッツ一筋にプレーしてきた。2016年のドラフトで、2巡目・全体64位指名を受け、2019年にメジャーデビュー。過去5シーズンのホームランは、53本、16本、37本、40本、46本だ。レギュラーシーズンが1チーム60試合に短縮された2020年を除くと、4シーズンとも35本塁打を超えている。
通算221本塁打は、メッツの歴代3位に位置する。252本塁打のダリル・ストロベリーと242本塁打のデビッド・ライトに次ぎ、前々日に並んだマイク・ピアッツァを上回った。メッツで200本塁打以上は、この4人しかいない。
アロンゾとライトの差は21本、アロンゾとストロベリーの差は31本だ。来シーズン中に、追い抜くことができそうに見える。
ただ、アロンゾは、今オフにFAとなる。来シーズンは、メッツにいないかもしれない。今オフのFA市場に出る一塁手のなかに、アロンゾを凌ぐ存在は見当たらない。
メッツがアロンゾと再契約を交わそうとするかどうかも、不透明だ。パワーに疑問の余地はなく、フリースウィンガーというわけでもないが、アロンゾの出塁率はそう高くない。通算は.339。昨シーズンは.318に過ぎず、今シーズンも.328だ。また、守備と走塁は、アロンゾのセールス・ポイントではない。
ちなみに、ストロベリーの通算本塁打は335本だ。メッツを去った後に、83本のホームランを打った。ライトは、最初から最後までメッツでプレーした。ピアッツァは、通算427本塁打。メッツの前後に、それぞれ、177本塁打と30本塁打を記録した。
アロンゾの他に、メッツで100本塁打以上の現役選手は、3人いる。マイケル・コンフォート(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が132本塁打、ブランドン・ニモとフランシスコ・リンドーアは105本塁打だ。
リンドーアは、8月29日に、シーズン28本目、通算243本目、メッツでは105本目のホームランを打った。