トリプル台風と熱帯低気圧が発生中、このうち最も気になる存在は?
トリプル台風は日本に影響せず?
現在、日本の南方海上には3つの台風、トリプル台風が発生しています。このうち南シナ海にある強い台風22号は、今後、南西方向へ進み、13日(水)にはベトナム付近で熱帯低気圧に変わるため、日本への影響はありません。
一方、きのう9日(土)午後3時に、フィリピンの東海上で台風23号が、そして日本のはるか南東の海上で台風24号が相次いで発生しました。台風23号は、今後、強い勢力となり、あす11日(月)からあさって12日(火)にかけて、フィリピン北部を通過したあと、台風22号を追いかけるように南シナ海を西進する見込みで、この台風も日本への影響はなさそうです。
また台風24号は西寄りに進んだ後、13日(水)午前3時には、サイパン付近で熱帯低気圧に変わる見込みで、この台風の日本への影響も、今のところ、ないと思われます。
トリプル台風よりも気になる熱帯低気圧の動向
上述した通り、現在発生しているトリプル台風の日本への影響は、ほとんどないと思われますが、その一方で、一番気になる存在が、台風23号と台風24号の間に発生している熱帯低気圧です。諸外国を含む種々の計算によると、この熱帯低気圧も西寄りに進みながら台風の勢力に発達する可能性があり、台風23号を追いかけるように進んだ後、沖縄付近に北上してくる計算が一定数見られる状態です。
この熱帯低気圧に関する進路や発達具合にはまだブレ幅がありますので、今後、気象庁から発表されるであろう情報にご注意ください。