佐々木朗希の球団が決まるのは、来年の1月15日以降!?
11月9日、千葉ロッテ・マリーンズは、Xに「#佐々木朗希 投手について、ポスティングによる米国メジャー・リーグ・ベースボール(MLB)球団への移籍に向けた手続きを開始することにいたしましたので、お知らせします。」と記した。
現在、佐々木朗希は23歳だ。今月初旬に、誕生日を迎えた。25歳未満なので、ルール上、マイナーリーグ契約を交わすことしかできず、契約金は、各球団に割り当てられているインターナショナル・ボーナス・プールの範囲内となる。
インターナショナル・ボーナス・プールは、海外のアマチュア選手に対し、球団が費やすことのできる契約金の総額(上限額)だ。佐々木は、アマチュア選手ではないものの、年齢から、その契約金はここにカウントされる。
11月9日のAPの記事によると、10月21日時点における、インターナショナル・ボーナス・プールの残額トップ3は、ロサンゼルス・ドジャースの250万2500ドル、ボルティモア・オリオールズの214万7300ドル、ニューヨーク・ヤンキースの148万7200ドル。タンパベイ・レイズとテキサス・レンジャーズの残額はなく、サンディエゴ・パドレスは3番目に少ない2200ドルだという。
ただ、これは、12月15日までの金額だ。来年の1月15日から12月15日までのインターナショナル・ボーナス・プールは、シアトル・マリナーズなど8球団の755万5500ドルが最も多く、最も少ないドジャースとサンフランシスコ・ジャイアンツは514万6200ドルとなっている。こちらは、4月2日に、ベールボール・アメリカのベン・バドラーが報じた。
ポスティング・システムを利用してメジャーリーグへ移籍しようとする際の交渉期間は、公示から45日間だ。
佐々木と契約を交わした球団は、契約金の25%に相当する金額を、千葉ロッテに支払う(契約金のうち、25%が千葉ロッテ、75%が佐々木、ということではない)。もし、千葉ロッテが少しでも多くの「移籍金」を得たいと考えるのであれば、交渉の期限が1月15日以降になるよう、ポスティングの申請は来月に入ってから行うだろう。