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【長崎市】毎月第3木曜日は、放課後サンキッズに集合!参加無料。小・中学生の笑顔あふれるあそび場。

misahanaライター(長崎市)
2024/9/19取材・撮影

こんにちは!misahanaです。
突然ですが、みなさんは、小・中学生の頃の放課後はどのように過ごしていましたか?また、現在子育て中の方、お子さんはいかがでしょうか。

本日は、放課後SUNKIDS(サンキッズ)というユニークな放課後を過ごしている小・中学生をご紹介します。

参加無料・予約不要!自由なあそび場サンキッズ

放課後サンキッズは、毛井首町毎月第3木曜日に開催されています。(15時~17時まで)参加無料で、予約も必要ありません。出入り自由で、来たい子が好きな時に来られる場所です。

毛井首町公民館
毛井首町公民館

普段は、毛井首公園での活動が多いそうですが、天候などに応じて、毛井首町公民館でも開催しています。取材日も、まだまだ暑さが厳しく、公民館での開催にお邪魔しました。

放課後サンキッズは、代表の永田快さんが立ち上げ、今年で9年目です。地域の小・中学生が、多い時は30~40人ほど集まります。

画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま
画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま

毎月、永田さんお手製のチラシを公園に貼り、開催案内をしています。この日は、お米を炊いて、みんなでおにぎりを食べる日。子どもたちからのリクエストだそうです。

学校も遊びも全力の子どもたちは、お腹がペコペコのようです。永田さんが握るおにぎりが一瞬でなくなり、すぐに第二陣を炊くことに…。みんなで食べると、とてもおいしそうです!

画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま
画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま

公園開催時は、鬼ごっこやドッチボール、暑い時期には、水遊びで水鉄砲バトルも行ったそうです。

毛井首公園での様子(画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま)
毛井首公園での様子(画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま)

中学生は帰宅途中に、公園に立ち寄ったり、試験期間には、勉強できる場を作ることも。

サンキッズのはじまり

そもそも、なぜサンキッズは始まったのか、永田さんに伺いました。
永田さんは、12~13年前、未就学児ママを対象にしたおあそび広場を仲間と始めました。永田さん自身も3児の母で、「自分の子も、一緒に子育てしながらできれば」という思いがあったそう。

永田さんと子どもたち
永田さんと子どもたち

そうした経験から、今度は毛井首町で、小学生対象のあそび場を一人でスタートさせました。

活動を始めた当初は、毎回ワークショップなどを準備した方が良いのかと悩んだこともあったそう。

ボードゲーム
ボードゲーム

しかし、子どもたちには、用意したものよりも、自由にのびのびと遊ぶ時間が必要だと感じ、最低限の遊び道具のみ用意することにしました。

カードゲーム
カードゲーム

「道具は、使ってもいいし、使わなくてもいい。みんなで一緒に同じ遊びをする必要もない。自由に好きなことをやろう!というスタンス」と永田さんは話します。

マスキングテープあそび
マスキングテープあそび

取材時も、卓球をしたり、マスキングテープで床に絵を描いたりと、各々が好きなことをして過ごします。宿題を始める子もいたりと様々でした。

卓球
卓球

あそび場なので、ゲームやスマートフォンも禁止していないそうですが、使用している子はほとんどおらず、みんな友達と遊ぶ方が楽しそうなのが印象的でした。

「楽しい」があふれるサンキッズ

取材中も、子どもたちに「おばちゃん!」「かいちゃん!」とあちこちから呼ばれ大忙しな永田さん。しかし、ずっと笑顔で、エネルギッシュな姿に驚かされます。

おにぎりを食べているところ
おにぎりを食べているところ

なぜここまでできるのか尋ねると、「楽しいから」とシンプルな返答が。お話していて、永田さん自身は、ボランティアという意識もあまりないように感じました。

「自分ができる範囲のことしかしていない。ただ楽しい時間を過ごしてもらえると嬉しい。私はあくまでも見守り役」と永田さんは、ほほえみます。

近年、公園などでの遊びの制限も多いため、サンキッズでは、思いっきり遊べるようにという思いもあるそう。また、親が帰宅するまでの「子どもだけの空白の時間が少しでも減ることで、寂しい想いをしないように」と話します。

永田さんは、小学校で学校サポーターとしても勤務しており、「サンキッズで見る子どもたちの顔と、学校での真剣な顔、両方見られるのも楽しい」と話します。

永田さんからは、子どもたちと過ごす時間が好きということが、ひしひしと伝わってきます。

サンキッズのこれから…

子どもたちに、サンキッズの好きなところを尋ねてみると「ハロウィンやクリスマスなどの季節のイベント」「友達と一緒にいるだけで楽しい」「お菓子作り」など、サンキッズの歴史をたくさん教えてくれました。

子どもたちの日常に、当たり前のようにサンキッズがあるのだとよく分かります。家や学校以外に、このような居場所があるのは素敵ですね。

こうしたサンキッズの活動は、企業からの助成金寄附で成り立っています。現在は、福岡造船所長崎工場の事業に関わりのあるフェアフィールドジャパンからの支援で活動しているそうです。

毛井首公園での様子(画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま)
毛井首公園での様子(画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま)

今回のおにぎりのお米やイベント時のお菓子、遊び道具などの備品の購入にあてています。これからも長く活動を続けていくためにも、地域の協力は欠かせません。

毛井首公園での様子(画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま)
毛井首公園での様子(画像提供:放課後SUNKIDS 永田さま)

永田さんとサンキッズの子どもたちの未来は、まだまだ続きます。今後の目標は、「サンキッズの拠点となる場所づくり」とのこと。これからのサンキッズも、ますます楽しみです!

サンキッズの活動の様子は、公式Instagramにて公開中です。ぜひ、ご覧ください。

放課後SUNKIDS
場所:長崎市毛井首公園または毛井首町公民館
開催日時:毎月第木曜日15:00~17:00
※開催場所・日時については、毎月チラシ・公式Instagramにて公開中
取材協力:放課後SUNKIDS 代表 永田快様、放課後SUNKIDSの子どもたち

ライター(長崎市)

生まれも育ちも長崎市。長崎くんちが待ち遠しい「じげもん」です。初めての育児に奮闘中!古民家カフェとローカルな史跡巡りが好き。長崎での暮らしが、今よりもっと楽しくなるような情報をお届けします。

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