こんにちは！misahanaです。
今年は暑さが長引きましたが、みなさん、衣替えはもう済ませましたか？衣替えをすると、年齢と共にに合わなくなった服やサイズアウトした子ども服など出てきますよね。まだきれいで、捨てるのはもったいない物もあるかもしれません。処分も一苦労です。
本日は、そんな悩みを解決してくれる洋服の交換所Fuku＋をご紹介します。

Fuku＋の洋服交換システム

キルトデザイナーのコネラン友美さんが代表を務めるFuku＋（プラス）は、2022年7月に開業しました。

Fuku＋では、不要になった衣類を無料で引き取ってくれます。こちらにならんでいる洋服も、これまで回収したものです。子ども服から紳士婦人服、スポーツウェアなどたくさんありました。中には新品のものも。

交換については、1着につき手数料100円で、持参した服と同じ枚数の洋服を持ち帰ることができます。交換しない場合は、スタンプカードに枚数分がストックされます。

後日、交換かポイントを貯めて商品券として利用できます。もちろん、持ち込みせずに、購入のみでの利用も可能です。

こちらの条件で持ち込み回収したものは、コネランさんが、再度、外干しや洗濯など手入れを行ってから販売されています。

状態の良い服が、100円～500円など低価格で購入でき、とてもお得です。（交換は100円だなんて…！）

新たな循環を生み出す　Fuku＋のはじまり

コネランさんは、元々、訪問介護員として長年働いていました。高齢者の自宅を訪れた際、「思い出がつまった捨てきれない物」「買ったけど1度も使っていない洋服」などが溢れ、生活スペースに侵食している場面を目にすることが度々あったそうです。

こうした経験から、生活の質を向上させるためにも、洋服問題が解決でき、「不要なものは手放して、必要なものを手にする。新しい循環を生み出せないか」という思いが強くなったと話します。

また、コネランさんの旦那さんは、イギリス出身。イギリスのチャリティーショップや古い物に価値を見出し、大切にする文化に触れたことも大きかったそうです。

• チャリティーショップ：主に慈善団体などが、民間から寄付された中古品を販売し、慈善活動の資金調達するために運営しているお店。ショップの定員さんもボランティアで働いている人も多い。

コネランさんは、「不要な物でも、誰かにとっては必要な物になるかもしれない。捨てなくていい資源を、次の人へ大切につなげていきたい」と話します。

現在、Fuku＋は、イベントや自宅店舗スペースを中心に活動しています。時には、依頼者の自宅まで洋服を回収に行くことも。開業して2年ほどですが、コネランさんの想像を遥かに上回るペースで、次々と洋服が集まっているそうです。

実際に、洋服を手放した方々が、「家も片付き、気持ちもすっきりした」「元気な内に、終活を始める気持ちになった」など、前向きな声も多いのだとか。

「これまで手放せなかった理由を話しながら持参し、帰るころには晴れやかな表情になる方を見ると、やりがいを感じます」とコネランさん。

また、洋服を持ち帰った新たな持ち主の方が、次のイベント時にその服を着て遊びに来てくれたり、サイズアウトした子ども服が再び登場したりと、循環していることを実感できるそうです。

11/2（土）みらいずマーケット開催！規格外野菜やスイーツ、手作り小物の販売も。

月に一度、山里観光市場で開催している『みらいずマーケット』は、資源をつなぎ、地球や地域に優しいマーケットを目指しています。Fuku＋以外にも、規格外野菜や手作り小物の販売、飲食ブースなど出店します。今回は、ジビエカレーや米粉のチュロス、りんご飴の販売などもあるそうです。

『みらいずマーケット』では、洋服だけでなく、不用品の回収も行います。若い方が、レトロなデザインを求めてやってくることもあるそうです。ぜひ、遊びに行ってみてください。

チャリティーショップオープン予定！

Fuku＋は、来春、長崎市内にて、チャリティーショップをオープン予定です。洋服だけでなく、不用品回収などで集まったアクセサリーや食器などの小物類、大型の家具なども取り扱っていきたいとのこと。

また、くつろいでもらえるスペースも設け、イギリスの文化を知ってもらったり、交流の場になればと計画中されています。店舗のオープンまでの情報は、Fuku＋の公式Instagramを通じて発信予定だそうです。ぜひ、あわせてチェックして見てください。