子どもが進んで宿題をやるようになる方法
学校から帰ってきて疲れている子どもは、なかなかすぐに宿題に取り掛かってくれませんよね。
後まわしにすればするほど、大変になるのがわかっている親はつい「早く宿題やりなさい!」と怒ってしまう毎日です。
しかし、実はそれは逆効果なんです。
「はやくやりなさい!」と言ってくれる親がいるおかげで、言ってみればそれは子どもにとってのアラームになっているんです。
それが続くことで、その言葉がないと動けなくなっていきます。
子どもが自分で進んで宿題をやるようになるための親の関わり方を紹介しますね!
step①宿題をする時間を自分で決めさせる
「早くやりなさい」
「宿題は帰ってきたらすぐやる!」
と、親が宿題の時間を決めていませんか?子どもは人に言われたことよりも、自分で決めたことの方が実行にうつしてくれやすいです。
まずは、
『宿題はいつする予定?』
と声をかけましょう!
step②時間を意識させる声かけ
時間を自分で決めたとしても、子どもはしっかり時計を意識できず、気が付いたら時間が過ぎている。なんてことはよくあることです。
決めた時間を意識できるように、
「あと5分くらいだね」
「時間しっかり気にしてるね!」
など、時間が迫っていることをさりげなく知らせてあげましょう!
step③時間を過ぎても何も言わない
始めのうちは、それでも時間を過ぎてしまうことがあります。そのときに
「もう時間すぎてるでしょ!」
「時計見なさい!」
というのは逆効果です。またアラームになってしまいます。
子どもが自分で気が付けるまで待ちましょう!
step④時間が過ぎても【宿題を始めた場合】=認める
時間が過ぎていたとしても、宿題を始められたら叱らずに認めましょう!
「時間すぎちゃったけど、自分で気が付けたね!お母さん嬉しいよ」
「いつ気が付くかなってドキドキしたけど、気が付けたね!」
→そして次の日、宿題をする前に
「昨日は自分で気が付いて宿題ができたから、今日は決めた時間にできそうだね!」
と声をかけます。子どもは、褒められてから用件を伝えられると行動に移しやすくなります!
前日のできたことを褒めながら、自分の決めた時間に宿題ができるように声かけをしましょう!
step④時間が過ぎても【宿題をやらない場合】=放置する
宿題をやらなくても声をかけません。困るのは子ども本人です。この"困った経験"をすることがなにより大事です。
子どもは自分が困らないと危機感を覚えません。いつも親が、困らないように先回りして声をかけてあげると、子どもは「宿題を後回しにしても困らない」のです。
「宿題が終わってない!」と焦ったら、大事な"困った経験"ができているとプラスに捉えましょう!
「お母さん声かけたよ。自分で時計を見ないと気が付かないね。宿題どうする?」
と声をかけて、ここでも宿題をいつするのか、どうするのかは自分で決めさせます。
「もう遅いから明日の朝にする」
「今からやる」
と色々だと思いますが、子どもの意見を尊重しましょう!どれを選んだとしても子どもは"困った経験"になります。
→次の日、宿題をする前に前日のことを思い出させる言葉をかけます。
「昨日は宿題遅くなって大変だったね。今日は何時にやる?」
あとは、また同じstepです!
ここでもし、時間を守ってできたとしたら、
「やっぱり宿題が早く終わると、気持ちがいいね!」
「宿題どんどんやると、遊ぶ時間が増えるね!」
など、メリットを伝えてあげましょう!
繰り返し宿題を後回しにする場合は、宿題をせずに学校へ行くのもありです。
先生に怒られたり、恥ずかしい思いをすることが"困った経験"になるからです。
それでも宿題をしない!という場合は、担任の先生に相談することも必要になります。
夏休みになると、ますます宿題時間がダラダラしやすくなります。
できるだけ決まった時間にできるように、声をかけていきたいですね!
このほかにも子育てに役立つ情報を投稿しています。最後までお読みいただきありがとうございました!