名古屋の観光名所といえば、名古屋城が挙がりますが、実はその周囲にも歴史を感じられる場所が多くあるのはご存知でしょうか？

その代表的なスポットが、歴史ある古い「町並み」。城下町や産業の中心として栄えた町並みが数々点在しています。

そしてもう一つのキーワードが、古き良き老舗で愛される「名物丼」です。地元のお客さんから観光客まで愛される絶品の丼を味わえます。

今回はそんな名古屋とその周辺で、「訪れたい町並み＆味わいたい名物丼」を一緒にピックアップ！

有松の町並み／海鮮丼

旧東海道の情緒を今に残す「有松の町並み」。名古屋駅からたった20分ほど電車に乗るだけで、まるで江戸時代にタイムスリップしたような日帰りトリップを楽しめます。

そんな有松の町並みでは、江戸時代に有松絞（ありまつしぼり）という伝統工芸が栄え、大きな商家が軒を連ねるようになりました。2018年、その歴史的価値が認められ、日本遺産に登録されています。

そんな有松の町並みでいただけるのが"映える海鮮丼"！お食事処「味福」さんで提供されています。おすすめは定番の「海鮮丼（上）」。丼からお刺身が溢れてしまいそうな圧巻のボリューム！

一つ一つのネタが大きく、1種類のネタでも2枚という太っ腹ぶり。マグロやカツオ、サーモンといったお馴染み以外に、変わり種ネタも満載です。海鮮を「これでもか!?」と楽しめる贅沢丼は感動レベルの美味しさです。

知多岡田の町並み／岡田カツ丼

知多市にある「岡田の町並み」。かつて農家の副業として行われていた木綿栽培が、近代以降に知多木綿という一つの産業として独立し、やがて"日本の三大絹織物生産地"と呼ばれるに至るまで、莫大な生産量を誇るようになりました。

そんな知多岡田にはノスタルジックな町並みが根付いており、当時の繁栄ぶりが偲ばれます。知多木綿の旧問屋の邸宅を中心に、石垣や黒壁、塀や坂道など、実に立派な景観を形成しているのが特徴です。

そんな知多岡田の名物グルメが、おかき屋 辰心さんの提供する「岡田カツ丼」です。おかきを販売する老舗の製菓店一角に食堂があり、そこでダブルの目玉焼きが乗ったカツ丼が提供されています。

半熟の黄身を箸で潰して、絡めながらいただきます。わらじカツのサクサクとした衣とお肉の食べ応え。そこにとろりと絡まる卵の黄身や、少し酸味も感じられる甘いタレをおともにして味わうのが最高です。

足助の町並み／うな丼

名古屋から少し足をのばせば、三河にも面白い町並みが存在しています。中でもおすすめなのは「足助の町並み」。かつて江戸時代に、伊那街道における物資の中継地として大きな役割を果たした宿場町です。

江戸時代中期の大火により町の大方は焼けてしまったのですが、江戸時代後期にら復興した町並みが現在に至るまで残っています。美しい清流が流れ、周囲に緑が溢れているのが特徴的！古き良き街道の情緒を満喫することができますよ。

そんな足助で愛されているのが、老舗・川安さんの「うな丼（ご飯大盛り）」です。表面はパリッと香ばしく、中はふわっと焼き上げたうなぎと、大盛りご飯のシンプルイズベストな組み合わせ。甘さがよりキレが際立つタレも良い仕事をしています。

うなぎ本来の美味しさをダイレクトに堪能できる丼ぶりです。うな丼は、かえで・並・上・特上まであり、お値段もリーズナブル！行列ができる名店なので、開店直後に訪れるのがおすすめです。

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