【幼児期】なんでそんなに反抗的なの?保育士が失敗から学んだ子どもに心を閉ざされないための方法3選
”大人が変われば子どもも変わる”を信念に発信しています現役保育士です。
お子さんと関わる上で「あの時ああしなければよかった。」と思ったことはありませんか?自分自身、保育の現場でそう思ったことが何回もあります。
多くの子を見る中で、忙しくて「ごめんね、今はできない」と言ってそのままにしてしまったり、子どもがせっかく話してくれているのに半分違うことを考えながら話を聞いてしまったり。
そのようなことを重ねてしまった末に「あれ?なんだか最近あの子あまり自分のもとへ来ない」「話を聞いてくれない、反抗されている」と感じるようになりました。
今回はその失敗から学び、より良いコミュニケーション取るためにを実践したことをご紹介いたします。少しでも参考になり、お子さんとの関係が良好になれば嬉しいです。
子どもの話を最後まで聞く
お子さんは日々色んな話をしてくれますよね。ですが、なかなか話がまとまらないことに「早くして」と思ってしまったり、途中なのに「こうだったんだね」と結論付けてしまったり。そうなると、子どもの中には「ちゃんと聞いてくれなかった」と不満が残ってしまうこともあります。また大人に対しても同じ行動を取るように。
ですから、時間を取れるときには最後までお子さんの話を聞くということを意識してみてください。子どもは勘が鋭いので「めんどくさい」と思っていると伝わります。なるべくその話の世界に自分も入り、友達と話す感覚で話を聞き、時々質問を取り入れると大人も子どもも楽しんで話すことができます。
子どもに頼る、感謝する
子どもだから危ないからと言って何も任せないでいると、「自分はできる」という自己効力感が育ちにくくなります。また、お子さん自身(お手伝いなど)やりたいのに制限されるということに不満が溜まったり。その末に、いざやってほしいと思うときにやってくれず大人側がイライラして悪循環に陥ってしまうこともあります。
そうならないために普段からお子さんに何か頼み事をするのもいいでしょう。失敗してしまうこともあるかもしれませんが、その時の対処法を一緒に考え乗り越える経験も大切です。また、お手伝いしてくれたときには必ず感謝を伝えましょう。自分が役に立っていることを嬉しく思い、自信や次のステップにも繋がります。
違うと思ってもすぐ否定しない
大人からしたら「それは違うでしょ、何を言っているんだろう?」と思われることをお子さんが発言することも多くあると思います。しかし、いちいち「それはこうだよ」と訂正ばかりされていたらどうでしょうか?自信もなくなってしまいますし、話したくないと思ってしまうかもしれません。
大人側は、人を傷つけるようなことでないかぎり、お子さんの発言に対し「そういう考えもあるか」「それもいいね」と寛容になりましょう。否定のない空間こそお子さんの自由な発想や意見も出やすく、想像力も高まりやすくなります。
おわりに
大人同士の人間関係でもそうですが、心理的安全性の低い場だと相手に対して否定的な感情が生まれやすくなります。また、感情や思考の停止に繋がってしまいます。
それはお子さんでも同じです。
話を最後まで聞く
頼る、感謝する
違うと思ってもすぐ否定しない
良いコミュニケーションをとるため、お子さんの可能性を引き出していくために、少しずつ意識していきましょう。