武蔵小杉で「別荘のような暮らしができる」マンション、その3つの工夫とは
別荘地に建つ重厚な集合住宅……に見えるのは、川崎市・武蔵小杉のマンション。といっても、超高層マンションが立ち並ぶ武蔵小杉駅周辺のものではない。
所在地は、東急東横線武蔵小杉駅から徒歩19分となり、同線の新丸子駅から徒歩17分。駅までバス利用か自転車利用が現実的となる立地だが、一方で、緑が身近だ。それもそのはず、このマンションの敷地は道路を隔てて等々力緑地に面している。
等々力緑地は複数の競技場やテニスコート、池などがある総合公園。サッカーファンには、川崎フロンターレのホームスタジアムがある場所といったほうがわかりやすいだろう。年配の人には、かつてヴェルディ川崎の本拠地だった場所というべきか。とにかく、広い緑地である。
その緑を目の前にし、軽井沢のような景観が楽しめるマンションは、「クレヴィア小杉御殿町」。伊藤忠都市開発が分譲中の新築マンションだ。
このマンション、とにかく個性的である。
全47戸のうち、45戸は角住戸タイプとなり、プランバリエーションが多い。47戸に対して19もの間取りが用意され、約60平米の2LDKから115平米を超える4LDKまである。
外観は重厚。超高級マンションの趣が強い。加えて、キッチンにディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)や食器洗い乾燥機が付くなど、設備仕様のレベルも高い。
その価格は、3LDKが5900万円台からで、6000万円台、7000万円台の3LDKが多くなる。
住環境はよいし、建物のつくりも凝っている。が、駅から離れている。駅から離れても価格が安ければ、購入を検討してくれる人も多いだろうが、建物にお金をかけているので、決して安いマンションにはなっていない。
また、等々力緑地に面した住戸は北向きとなり、南向きを好む人には残念な点となる。
といっても、駅から離れていても環境がよく、眺望と住み心地のよいマンションを好む人は確実にいるはずだ。ただし、そのよさはなかなか理解してもらえないだろう、と販売はゆっくり進められた。マンションが完成してから、実際の建物と住環境をみてもらおう、とも考えられていた。
その建物が、ようやく完成。この11月から建物内モデルルームを公開しての販売が始まることになった。
それに先立ち、建物内を取材することができたので、この「武蔵小杉にありながら、別荘のような暮らしができるマンション」が備える独自の工夫3つを豊富な写真とともに紹介したい。
最大の特徴は、極めて重厚な外観
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