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現役保育士が驚いた保護者の行動3選「え、今日お休みですが……」

はる現役保育士

こんにちは!保育士のはるです(@hr_hoiku

保育園で働いているとえ!っと驚くようなことをしてくれる保護者の方が一定数います。保育園の常識って社会では通用しないのだなということも割とあり、保育士として働いていて視野が狭かったなと反省することも多々あります。

とはいえ、え、それはさすがに……と驚いた保護者の方のびっくりな行動を紹介します。

今日は祝日……

保育園の電話は園によっては園長や保育士が持っている園専用電話に転送されることがあります。最初に働いていた保育園も園専用電話に転送されるようになっていて、基本的に遅番が持ち帰って翌朝保育園に返すのがルールでした。

当時の保育園は閉園時間が21時でしたが、最後の子どもが帰ったら保育士も帰ってOK、ただし園への問い合わせがあったら応対しなければならないので21時までは園専用電話(携帯)に出てねという対応をとっていました。

21時以降の電話はとらなかったし、そもそも遅番の時間帯にかけてくる保護者の方は今までいなかったのですが、土曜出勤が終わり、祝日の月曜日に鳴り響いたのが園の電話でした。

休みの日の電話は基本とらなくて良いけれど、何度も何度も朝から鳴るのでさすがにうるさくてとってしまった私。

「○○保育園ですが……」「ちょっと!保育園開いていないんだけど!」「……え?」

当時2歳児クラスの保護者からの電話で、保育園が開いていないことへのクレーム……だったのですが。

「今日は祝日なので保育園はお休みなんです……」と伝えたところ「……知ってるわよ!」とブチッ。

えー……めっちゃ怒ってたじゃーん……もっと寝られたのに……!という何とも言えない祝日の朝でした(園長には即報告しました)

病院に行ってください

当時勤めていた保育園は顔のケガや打ち身などの外傷は保護者に連絡をした後園で子どもを病院に連れていくという対応をしていました。

当時受け持っていた2歳児クラスは元気なお子さんが多く、転倒してうまく手を付けずに額を切ったり、陶器のコップを力強く置いたら割れて怪我したり……という保育士人生で一番病院に連れて行ったクラスで、私の中で病院の対応や子どもの予測できないケガについてとても勉強させてもらった1年だったのですが……。

39度の熱をだしたBちゃん、いつものように保護者の方にお迎えの電話をお願いしたところ

「わかりました~じゃあいつもみたいに病院にお願いします~」

というお返事が。

いつもみたいに?病院に!?まだ2年目だった私もさすがにびっくり。思わず「え!?」と声を出してしまいました。その声で保護者の方も気付いたのか「違う違う!ごめん先生!迎えに行きます!30分くらいです!」と慌ててお返事してくださいました。今となっては笑い話なのですが、当時は「え~!?さすがに熱では連れていけないよ~」と焦ったものです。

運動会に来たのは……

まだ感染症対応がなく、運動会に人数制限を設けていなかった時代。当時新設で立ち上げた保育園の初めての運動会は近所の小学校の体育館を借りて行いました。

とはいえ、会場の広さには限界があるので多くても祖父母と両親というご家庭が多かったのですが、「○○保育園の運動会ってここであってますか?」と声をかけてきたのは、Cちゃんのママにそっくりな男の人。

「えっと、何組の父兄の方でしょうか……」と尋ねるとやはりCちゃんの親族でママの弟さんだったのですが……両親、両祖父母、そしてママの弟と妹にそのご家族、いとこ……とびっくりな大所帯でやってこられました。

朝一の出来事だったので、「えーこれ、体育館に全員はいるかな……」という一抹の不安が。

応援してくれるのはうれしいし、もちろんCちゃんも大喜びだったのですが、体育館の一角をCちゃん一族が占めていた光景は微笑ましいと同時に、なんとも忘れられない思い出となりました……。そして翌年から人数制限を設けたのは言うまでもありません。

子どもの成長を共に見守って、良いことも悲しかったことも共有しながら保護者の方と接しているのですが、まだまだたくさん「えー!」と驚くことがあります。

驚いたけど、だからこそどう対応したらよかったかという反省にもつながったので、ご意見をいただくことって大切なんだなと感じる出来事でもありました。

みなさんの驚いたこともぜひ教えてくださいね。

現役保育士

2016年に女の子、2020年に男の子を出産した2児の母。インスタグラム(@hr_hoiku)で保育園選びと保育園のモヤモヤについて発信している現役保育士。音楽と表現活動が得意。保育園の気になるアレコレや保護者の悩み、実際の保育現場についてをお話します!

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