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MLBで和田毅からホームランを打った12人のなかには、息子がメジャーデビューしている選手も

宇根夏樹ベースボール・ライター
和田毅 MAY 25, 2015(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 和田毅は、2003~11年、2016~17年、2019~24年に、福岡ダイエー/福岡ソフトバンク・ホークスで投げた。

 2018年は、一軍登板こそなかったものの、福岡ソフトバンクにいた。一方、2012~15年は、メジャーリーグの球団に在籍していた。2012~13年がボルティモア・オリオールズ、2014~15年はシカゴ・カブスだ。2014年7月にメジャーデビューし、このシーズンは、先発13登板の69.1イニングで防御率3.25。2015年は、先発7登板とリリーフ1登板の計32.1イニングで防御率3.62を記録した。

 メジャーリーグで和田が打たれたホームランは、12本だ。打った12人は、以下のとおり。

筆者作成
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 12人中、2024年もメジャーリーグでプレーしたのは、マーティン・マルドナードキーケー・ヘルナンデスの2人だ。夏にシカゴ・ホワイトソックスから解雇されたマルドナードは、このまま選手生活を終える可能性もある。キーケーは、4年前に続き、今年もロサンゼルス・ドジャースでワールドシリーズ優勝を味わった。オフにFAとなったが、まだ33歳。来シーズン以降もプレーすると思われる。

 あとの10人は、メジャーリーグだけでなく、傘下のマイナーリーグや独立リーグ、海外のプロ・リーグでも、少なくともここ2シーズン、プレーしていない。

 また、マット・ホリデイは、このなかで唯一人、和田よりも年長だ。それぞれの生年月日は、ホリデイが1980年1月15日、和田は1981年2月21日なので、1歳違う。ホリデイの息子であるジャクソン・ホリデイは、2022年のドラフトでオリオールズから全体1位指名を受け、今年4月にメジャーデビューした。

 ちなみに、ホリデイは、和田からホームランを打った次の打席で、藤川球児からもホームランを記録した。藤川は、1980年7月21日生まれ。ホリデイと和田の間に位置する。

 なお、この12人を通算本塁打の多い順に並べると、トップ3は、325本のジャスティン・アップトン、316本のホリデイ、287本のマット・ケンプとなる。最も少ないのは、2本のクリス・ドミンゲスだ。メジャーリーグ出場は、2014~15年の計22試合に過ぎず、ホームランは、各シーズン1本ずつ。最初の1本はイアン・ケネディ、最後の1本は和田から打った。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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