51本塁打のジャッジが15試合連続ホームランなし。これほど長く途絶えたことはあった!?
今シーズン、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、両リーグ最多の51本塁打を記録している。
だが、最後にホームランを打ったのは、1試合2本塁打の8月25日だ。その翌日から、15試合続けてホームランは出ていない。
今回を除くと、今シーズン、ジャッジのホームランが途絶えたスパンは、4月15日~23日と7月3日~11日の8試合が最も長い(「ジャッジは再びブーイングを浴びるのか。8試合連続ホームランなしは今シーズンの最長に並ぶ」)。
それらと比べると、現時点で継続中の「ブランク」は、倍の長さに近い。キャリア全体においても、最長タイだ。2017年8月17日~9月2日と、2018年7月23日~9月27日に並んだ。2度目の15試合連続ホームランなしは、故障者リストに入っていた期間を挟んでいる。
2017年8月17日~9月2日の15試合は、打率.157(51打数8安打)と出塁率.318、OPS.533を記録した。2018年7月23日~9月27日は、打率.217(46打数10安打)と出塁率.345、OPS.606。今回は、打率.204(54打数11安打)と出塁率.358、OPS.617だ。各スパンの長打は、二塁打が3本、2本、3本。三振は、20、18、21を数える。
それでも、2017年と今シーズンのホームランは、どちらも50本を超えた。2017年が155試合で52本塁打、2018年は112試合で27本塁打だ。
2018年の場合、16試合ぶりにホームランを打ったのは、レギュラーシーズン終了の目前、ヤンキースの162試合中160試合目だったが、2017年は「ブランク」の後、レギュラーシーズンが終わるまでに、出場25試合で15本塁打を記録した。
今シーズン、ヤンキースのレギュラーシーズンは、あと16試合だ。2017年の「ブランク」の直後と同じ、出場16試合で8本塁打でも、シーズン60本塁打には届かない。ただ、それよりも懸念されるのは、ポストシーズンを迎える前に不振から脱出できるかどうかだろう。
ヤンキースのワールドシリーズ優勝は、2009年が最後だ。その後、ポストシーズンに10度進出しているものの、いずれもワールドシリーズにたどり着くことなく、オフを迎えている。