珈琲×あんこの大人なあんみつ。船橋屋さんの「珈琲あんみつ」は父の日の贈り物にぴったりなひんやり和菓子
関東の百貨店や商業施設を中心に展開する「船橋屋」さんは、創業1805年の老舗。代表銘菓でもある、やや霞かかった象牙色のくず餅でもお馴染みのお店です。
また、本店など喫茶室を併設しているお店も多く、拘りの黒蜜ときな粉を塗していただくできたてのくず餅をはじめ、あんみつや豆かん、ところてんといったお店でいただくとより一層美味しく感じられるような涼菓も人気が高く、都内では表参道から亀戸といった、ハイセンスな街からアットホーム街にも店舗を構えていらっしゃいます。
あんみつと申しますと、適度な弾力とつるんとしたのど越しが魅力的な寒天に、甘いあんこと黒蜜、そこにえんどう豆や求肥、さくらんぼなど彩りと甘味を添えた定番の姿を想像なさるかと思いますが、今回はグッと大人で、どこかダンディな仕様のあんみつ。
これから迎える父の日の贈り物にもぴったりな「珈琲あんみつ」をご紹介。
ダークブラウンの珈琲寒天に黒蜜、さらに自身で飾るトッピングには、こしあんと白玉といった王道のほか、胡桃にレーズン、プルーンといったフルーティーながらもやや渋めの取り合わせ。
そこがまた完成度が非常に高く綺麗にまとまっていて、かといって凡庸ではないところが凄いんです。珈琲好きな私にとっては夢のような組み合わせ。
深みのある珈琲寒天はえぐみもなく、美味しいブラックコーヒーの味わいそのままに、濃すぎたり物足りないということもなくスッと体に馴染んでいく味わい。
そこにプルーンとレーズンの甘酸っぱくねっとりとした風味と、胡桃の香ばしさとかりかりっとした食感のアクセントが加わり、一気に味わいの幅が広がります。
さらに、ぽってりとした体に優しい甘味のこし餡。あんこだけすくうもよし、すこしだけ溶かして好みの固さに調整するもよし。
黒蜜をまわしかければ、白玉や寒天にこっくりとしたコクがくわわり、ほろ苦さと甘味の加減を自分で調整することができてそれもまた楽しくいただけます。
定番の和菓子を、ちょっと捻りの効いたセンスを取り込んだあんみつは、どなたにプレゼントしてもその意外性に一目置かれること間違いなし、ではないでしょうか。
王道のあんみつも販売されておりますので、お好きな方を選んでもらいながら、家族やパートナーとの団欒のひと時のお供になさってみては。
尚、こちらの珈琲あんみつは6月1日から6月30日までの限定販売を予定していらっしゃるとのことです。(公式サイトより)