SNSやお取り寄せでも大人気「金澤文鳥」の新作は和洋折衷の抹茶味!歯応えの良い奥能登柿も人気の秘訣
古より、自然の恩恵を知恵と技法で、日々をより豊かに彩る和菓子に落とし込んできた日本。全国津々浦々、様々な特産品に出会うと妙に嬉しくなってしまうのは私だけでしょうか。
そしてその魅力は、そのまま継承されるだけではなく、時として時代に相応しい形というものがあるのではないかと思うこともしばしば。
加賀百万石を誇る石川県金沢市にて、創業1946年の和菓子屋「清香室町」さん。愛嬌満載の文鳥を模ったパッケージで、石川県の特産品やドライフルーツなどをたっぷり盛り込んだ食べ切りサイズの羊羹を包んだ「金澤文鳥」シリーズがお取り寄せやお土産にも大人気のお店です。
そしてこのほど、これからの季節にぴったりなフレーバーが満を持して登場!今回は金澤文鳥の新作「奥能登柿と抹茶味」をご紹介。
深緑色と象牙色のマーブル模様の羊羹。有機ホワイトチョコレートを予想以上に盛りこまれていました。有数ブランドである西尾の抹茶羊羹は、風味も口溶けも上品かつじっくり深呼吸したくなるような深い味わい。
そして何より、存在感抜群の奥能登柿たるや…!ねっとり、ではなく、しゃきっとした歯応えをも残した柿は甘すぎず、低温乾燥により旨味を凝縮したというのも納得。どことなく爽やかな柿のおかげもあり、ホワイトチョコレートが加わっても重すぎず、今までありそうでなかったハーモニーです。
おそらく、奥能登柿がねっとりとした濃厚な甘味の干し柿では、この唯一無二感は味わえないと思うのです。抹茶の和菓子がお好きという方が沢山いらっしゃるのはよく知っておりますが、ちょっと固めの柿が好きという方にも差し上げたくなりますね。
ここ10年程前から目にするようになったネオ和菓子の代表格の一つともいわれている金澤文鳥。ネオ、という言葉が意味するように「次世代」へ受け継いでいきたい、郷土の味と和菓子としての礎が、文鳥さんのふっくらとしたお腹の中にぎゅっと詰まっているのかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
柳谷ナオ
<清香室町・本店>
公式サイト(外部リンク)
石川県金沢市本多町2-1-2
076-262-2556
9時~18時30分
定休日 日曜・祝日