2歳児がすぐに「嫌い!」って言っちゃうのはなんで?対応方法も解説!
「ママなんて大っ嫌い!」
「パパもう嫌い」
「○○ちゃんなんて嫌い!」
自分の思い通りにいかないとすぐに『嫌い』って言っちゃう子、周りにいませんか?
・どうして「嫌い」って言ってしまうのか
・「嫌い!」と怒り出したときに、どうしたらいいのか
子どもの精神発達面と保育園勤務の経験から記していこうと思います。
どうしてそんなこと言っちゃうの?
子どもの中には、小さいながら様々な感情があります
悔しい、悲しい、いやだ…
こういった思いをうまく言葉にできないため、「嫌い」という言葉で気持ちを表していると考えられます。
幼い子どもたちについては、発せられている言葉がそのときの思いと一致しているとは限りません。
・自分で服を着たかったのに
・ママに絵本をよんでほしかったのに
・パパともっと遊びたかったのに
それが思い通りにいかなかったもやもやを「嫌い」という言葉で表現しているわけです。
そんなときどうしたらいい?
こういった場面では、子どもが思い通りにならなかったことを経験してショックを受けているという事実をまずは受け止めます。
内容はともかく、子どもが【ショックを受けている】事実をママ、パパは分かっているよ、と伝えるのです。
「自分で服を着たかったんだね」
「絵本を読んでほしかったんだね」
「もっと遊びたかったね」
こういった形でまずは気持ちを代弁し、受け止めていきます
気持ちの代弁を、わかりやすい言葉で意識的に行うと
「嫌だ」ではなくこういえばいいのか、
と子どもも学習していきます。
気持ちを受け止めてもらうことは、「わかってもらえている」という安心感となり、自己肯定感が上がって情緒の安定にもつながります。
「この後遊びに行くから、一緒にお着換えしちゃおうか」
「今からごはん作るから、寝る前にまたご本読もうか」
「トイレに行ったら、また遊びに行こうか」
気持ちを代弁し、受け止めた後は
こういった形で、今置かれている状況や先にある楽しいことに目を向けるような声かけをしていくと、意外とすんなり機嫌がなおったりします。
言葉が達者になってくる頃の「嫌い」はなかなか親にとってもダメージ大きいですが…のんびり気長に関わっていきたいですね。