史上初の「40二塁打・10三塁打・20本塁打・30盗塁」に続き、それを上回る2人目も現れる!?
8月27日、ジャレン・デュラン(ボストン・レッドソックス)は、前日に続いてホームランを打ち、シーズン20本塁打に到達した。
今シーズン、デュランは、42本の二塁打と13本の三塁打に、32盗塁を記録している。レッドソックスのゲーム・ノーツによると、1シーズンに、40二塁打以上、10三塁打以上、20本塁打以上、30盗塁以上のメジャーリーガーは、これまでいなかったという。
だが、デュランに続く史上2人目は、もうすぐ現れそうな気配だ。ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)は、8月28日の試合を終えた時点で、39二塁打、11三塁打、28本塁打、27盗塁。レギュラーシーズンが終わるまでに、1二塁打と3盗塁を積み上げると、デュランと同じ「40-10-20-30」となる。
それらに加え、ホームランを2本打てば、「40-10-30-30」だ。一方、デュランがこちらに到達するには、あと10本のホームランを必要とする。
レギュラーシーズンの残りは、ロイヤルズが28試合だ。レッドソックスは、これを書いている時点で試合途中の8月28日を含め、30試合を行う。
なお、デュランもウィットJr.も、二塁打とホームランと盗塁はすでに20以上だが、三塁打は20に届いておらず、シーズン全体で20以上となる可能性も低い。
同じシーズンにどれも20以上は、4人が記録している。1911年にフランク・シュルトが30二塁打、21三塁打、21本塁打、23盗塁。1957年にウィリー・メイズが26二塁打、20三塁打、35本塁打、38盗塁。あとの2人は、どちらも2007年だ。ジミー・ロリンズが38二塁打、20三塁打、30本塁打、41盗塁、カーティス・グランダーソンは38二塁打、23三塁打、23本塁打、20盗塁を記録した。
それぞれを10区切りで表記すると、シュルトとグランダーソンは「30-20-20-20」、メイズは「20-20-30-30」、ロリンズは「30-20-30-40」となる。