地元民に寄り添う日常食として〈博多ラーメンの王道を追求し続ける〉美味しさのベンチマーク的な一杯
福岡県福岡市南区大橋。西鉄天神大牟田線の「大橋駅」の西口から出て、すぐの場所に地元民から愛され続ける博多ラーメン専門店の〈博多玉〉がある。2014年の創業で今年10年目を迎える人気店だ。大橋駅の周辺には豚骨、非豚骨さまざまなラーメン店がひしめき、まさにラーメン激戦区。特に大橋駅西口付近に集中しているため、さながら「大橋駅ウェストゲートラーメン激戦区(OWGR)」といった様相。
変わらないために変わり続ける
店主のこだわりは、王道の「博多ラーメン」。スープと麺、ネギとチャーシューという構成は、昔ながらのシンプルな博多の豚骨ラーメン。ラーメンづくりに必要な素材や具材は日々、その日その日で微妙に変化する。その変化を見逃さず、感じとり微調整を淡々とおこなう。求められるのは「変わらない味のために、日々変わり続けること」。
〈博多玉〉のスープは、決してあっさりではない。だけど、こってりとした濃厚さでもない。脂感はあるけれど、それも控えめな印象。「あっさり」と「こってり」の中間点で地元民が美味しいと唸る「博多ラーメン」のベンチマーク的な一杯で、まったくと言っていいほど飽きのこない味わいに仕上がっている。
また合わせる自家製麺は、やさしい食感ながら歯切れもよくスープとの相性も抜群にいい、こだわりの逸品。地元に寄り添う日常食としての「博多ラーメン」だからこそ、地元ファンが多いのも頷ける存在感のあるお店だ。
チャーシューと半熟味玉子が主役級
特に〈博多玉〉のチャーシューと半熟味玉子が好きで主役級の美味しさを誇る。今回も懲りずに注文したのが、人気ナンバーワンの「半熟味玉子ラーメン」。特に「半熟味玉子」が抜群の美味しさで、半熟具合も味付け具合も最高で訪れるたびに、このラーメンを注文してしまう。
ラーメンメニューのラインナップ
まずはベーシックな「ラーメン」650円。人気No.1の「半熟味玉子ラーメン」800円、No.2の「辛玉ラーメン」800円、「激辛玉ラーメン」950円、人気No.3の「黒玉ラーメン」800円、「ブラック・ブラック」950円、「チャーシューメン」850円、「ワンタンメン」850円、博多玉名物の「辛玉スペシャル」1250円という今現在のラインナップになっている。
さらにお昼時は、ランチセット(11時〜15時)もあり、ラーメン6種類に、ごはん物4種類をプラス価格で用意。「半チャーハン」+300円、「肉みそ丼」+200円、「胡麻油香るシャケ丼」+200円、「博多明太子ごはん」+200円と、豊富なラインナップ。
その中でも、大好きなのが、ラーメンとの相性も抜群な「半チャーハン」がおすすめ。お立ち寄りの際はぜひ、ご一緒にお楽しみください。