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「冷凍しないで」ぶどうの皮むきで料理家がしないコトとは?すっと剥く裏ワザと意外と知らない時間の真相

お天気ママ料理研究家&気象予報士

ぶどうが出回る季節になりましたね。ぶどうに関連する裏ワザはたくさんありますよね。皮むきでは冷凍してからむく方法もありますが、私は皮むき目的では冷凍はしません。
そこで今回は、なぜ料理家が「皮むき目的の冷凍はしないのか?」と、すっと剥く裏ワザを巨峰で紹介します。新たに検証した結果も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

冷凍するとフレッシュ感がなくなる

まずは私が、皮むき目的の冷凍はしない理由についてです。確かに、ぶどうは冷凍して水にくぐらすと、手で皮をすっと剥くことができます。

しかし、冷凍後に解凍すると、脱水が進んでしまいます。凍ったまま食べる分にはいいのですが、

解凍すると果汁が流れ出てふにゃふにゃの食感になります。甘みだけが残り、フレッシュ感やぶどうの風味が薄れてしまうんです。

ぶどうの冷凍は、長期保存やシャーベットを作る目的ではいいのですが、皮をむくためだけに冷凍するのはもったいないです。

裏ワザは湯剥き後におしりから

裏ワザは、沸騰したお湯にくぐらせたあと、氷水に浸けて、丸いほうから剥く方法です。ぶどうはヘタから遠いい丸いほうは皮離れが悪いので、悪いほうから剥いたほうが途中で切れにくく、く、すっと剥くことができますよ。爪楊枝を使うと剥きやすいです。

ぶどうの皮むき手順

沸いた湯にさっとくぐらせて、

さっと氷水に浸けて、

丸いほうの皮を爪楊枝で少しめくって、

これを糸口に、皮をむいていきます。

皮が切れにくく、剥きやすいです。

繰り返すと、きれいにすっと剥くことができますよ。

湯にくぐらせているのは短時間なので、フレッシュ感は薄れず、おいしく食べることができますよ。

時間で皮の厚みが変わる

湯剥きの際に気を付けたいのが、湯にくぐらす時間です。時間によって、剥ける皮の厚みが変わります。
・短い⇒皮は薄い⇒紫色が残る⇒渋みと風味が残る
・長い⇒皮が厚い⇒紫色残らない⇒甘さが強く感じる

私の好みは、短い時間で巨峰らしい色が残るほうです。独特の渋みも楽しめます。皮にはポリフェノールが多く含まれ、血流促進効果などがあります。健康面でも短い時間のほうがおすすめです。お好みで調整してくださいね。

まとめ

・ぶどうは冷凍するとフレッシュ感がなくなる
・湯にくぐらせた後に丸いほうから剥くと剥きやすい
・湯につける時間で剥ける皮の厚みが異なる
・色素を残したい場合は短い時間がいい

ぶどうのおいしい季節です。上手に保存、皮をむいて、おいしく食べてくださいね。他にも、ぶどうの保存の裏ワザやレシピ記事も書いています。よかったら、参考にしてくださいね。

【お悩み解決】長持ちするぶどうの保存法!冷蔵 or冷凍はどっちがお得?(種類ごとのポイントまとめ編)

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料理研究家&気象予報士

せっかちな性格と気象・薬膳の知識を生かして、時短簡単で体にいいレシピや裏ワザを紹介しています。 現在、2児の子育て中の有職主婦。 すぐに作れる副菜や簡単すぎる麺類の料理が得意です。 熱中症予防・夏バテ予防、冷え性の改善、花粉症の軽減など、 季節病・気象病のレシピも随時紹介しています。 ■有資格 気象予報士 健康気象アドバイザー 国際中医薬膳師 食生活指導士®2級

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