春の訪れを告げるストロベリーショコラアフタヌーンティをいただいたのは、2023年11月にリニューアルしたばかりの【コートヤード・マリオット 銀座東武ホテル】。１階にあるオールデイダイニング「RISTASIX（リスタシックス）」です。今回のメニューは2024年4月30日までです。

≪新しくなったコートヤード・マリオット 銀座のティータイム≫

アフタヌーンティーの雰囲気を盛り上げる上質な店内。世界最大のホテル数を誇るだけあって、海外からのお客様も多く利用しています。ゆったりしたソファー席の他に、外を眺められる窓際席などもありました。

最初に運ばれたのはアミューズの日替わりスープ。この日はトロリと濃厚なトマトスープが登場。奥行きのある味わいは、ガスパチョを思わせる豊かな風味です。

３段皿スタイルのスタンド最上段には、グラスに入った「苺とショコラのベリーヌ」、苺の形をしたムース、フランスの名門チョコレートメーカー、ヴァローナ社のクーベルチュールを使ったハートの形の「ボンボンショコラ」が並びます。

艶々にグラッサージュされた苺の中は2層のムースになっていて、フワリと軽やかな口あたり。苺の甘酸っぱさもしっかり感じられる華やかな味の一品です。

２段目に乗るのは「タルトショコラ」、「苺のマカロン」、「銀座のはちみつロールケーキ」

銀座のビルの屋上で蜜蜂を飼う「銀座はちみつプロジェクト」のはちみつを使う「銀座のはちみつロールケーキ」。フワフワなロールケーキには口どけのよい生クリームが使われ、街路樹やビルの屋上、皇居や日比谷公園、浜離宮などから蜂が集めたはちみつが、控えめながら上品で深い風味を添えています。メイドイン銀座の味を楽しみました。

「タルトショコラ」には濃厚なヴァローナのショコラが使われ、トロトロに柔らかく、サクサクのタルト生地とドッキング。シンプルな装いに添えた金箔が、銀座ならではのさり気ない高級感をプラス。香り豊かでスッキリと飲める紅茶にもよく合いました。

≪３段目は４種類のセイボリー≫

「ミニTOKYO SATEY（東京サテ）」や「野菜のキッシュ」にくわえ、香ばしいクロワッサンにはフランス産プロシュートやクリームチーズをサンド。さらにアフタヌーンティー発祥の英国では定番メニューとして知られるキュウリを挟んだ「キューカンバーサンド」を用意します。

インドネシア発祥で広く東南アジアで食べられている串焼き料理サテをアレンジした「TOKYO SATEY（東京サテ）」は、レストランのシグネチャー料理のひとつ。アフタヌーンティーではミニサイズが用意され、エキゾチックな味わいがアクセントになりました。

焼き立てが運ばれるスコーンは、風味豊かな苺とショコラのふたつの味。どちらも甘さ控えめで、クロテッドクリームのほか、小瓶に入った苺とブルーベリーのジャムが添えられます。ボリュームもあって食べ応えもありました。

飲み替え自由のドリンクは、ホテルで人気の「花茶」をチョイス。ジャスミンなど数種類の茶葉が、ガラスポットの中で花が咲くように開く、見た目も楽しい “工芸茶” です。この日の花茶は金葫蘆双花(きんころそうか)で、キンセンカと千日紅の花がとっても華やか。緑茶とジャスミン茶を合わせたような風味で、淡いピンク色もテーブルの彩りになりました。