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寝る前のNG習慣!HSPだからこそ知っておきたい不安を和らげて心を軽くするコツ

保育士ごんちゃん保育士/チャイルドカウンセラー

こんにちは!保育士ごんちゃんです。

「無理しない育児」をモットーに、保育士として地域の子育て支援事業に従事しながら、オンラインでも育児に関する情報発信をしています。

そして私も現役の子育て世代で、3人姉弟の育児に日々奮闘しています。

今回はHSP気質な私が不安な日に取り組んでいることについてまとめてみたいと思います。

夜に考え事をするのはNG!

あなたは朝どんな気分で起きることが多いですか?

私は最近、最悪な気分で起きた朝があったのですが。それにはいくつか要因があり、前日の夜のことを引きずっていたことが要因でした。

その日の前夜は体調が良くないのに色々あれこれ考えすぎて不安になって、眠れなくなってしまいました。

例えば月末だと、経営している法人の支払いも、個人的な口座からも色々な支払いでお金が大きく動く時なのですが、漠然と「これからお金大丈夫かな」や「生活大丈夫かな」と思考が未来に行きすぎてしまい、不安な気持ちになっていきがちです。

これは私が不安な時によく起こることで、不安な時は今に集中して生きていなくて、過去か未来に意識が飛んでいる時なのです。今回の私で言うと、未来のことを心配しすぎていますよね。

ですので「今に集中して生きる」というのがメンタルに一番いい「ものの捉え方」です。

最近の私は、 まだ起こってもない未来のことに意識が飛んでいて、「こうなったらどうしよう、ああなったらどうしよう」と夜に考えすぎていました。

その不安な気持ちを引きずったままの状態で朝起きたので、最悪な気分だったというわけです。

そもそも、夜は考え事をしないでさっさと寝た方がいいんですよね。 なぜなら夜はメンタルの安定に作用するセロトニンが分泌されなくなっているので、不安や心配で嫌な気持ちが湧きやすいからです。

だから夜はできるだけいいことやその日にあった楽しかったことに思いを巡らせて、さっと寝るのが1番いいのですが、その日の私はそれができていなかったんですね。

最近は寝かしつけのタイミングで子どもたちと一緒に寝るというのが習慣でしたので、そうした方がいいなと改めて思った出来事でした。

また私は朝起きてから散歩をすると調子が良く、習慣になりつつあったのですが最近はあまりできていませんでした。 それに睡眠不足も重なって、最悪な気分だったわけです。

ただ私だけではなく、「最悪な気分で起きる朝」を経験したことがある人は結構多いそうです。

朝パッと起きてサッと行動できる人は、脳内の物質の分泌が上手くいっていて正常に働いている証拠なんですが、最近の私は、体調不良や睡眠不足も重なり、まずコンディションが最悪ですよね。

さらに切り替えも上手くできない状態だったので、朝起きた時にはすでに「しんどいな」と気持ちに余裕がありませんでした。

不安な気持ちは「具体的な行動」で取り除こう

これまで私は不安が強い時はそれを消したいと思い、「今考えても仕方ないから大丈夫」「未来や過去のこと考えるのはやめよう」と考え方を変えようと切り替える方法を試してきました。

しかし現在、それより私にしっくりきてキツくないと思えるのは、不安を「行動すること」でなくしていくアプローチです。

朝気分最悪でしんどかった日、YouTubeを見ながら20分ほど運動してみたんですが、するとだんだんモヤモヤしていた気持ちがすーっとなくなって、気分が上がってきたんです。

運動している時はそれに一生懸命だから、あまり他のことを考えられないし、モヤモヤしている暇がないから「今に集中する」という環境が作れますよね。

少し汗をかく程度の運動をするのは、脳にとってもいいと言われますので、アクティブレストという休み方も大事にしようと思って取り入れているところです。

アクティブレストというのは、まさに疲れて不安な時、モヤモヤする時こそ運動しようという考え方です。

だから「不安だな…」「モヤモヤするな…」みたいな気持ちがある時は、一旦動いてみるというのもおすすめです。

不安だった時と何も状況は変わらないけど、気分が戻ったような気持ちになれるので、不安になったら不安を消していけるような具体的な行動に落とし込んでいけばいいんです。

私の場合はフルタイムでどこかに勤める働き方ではないので、自分がやらないと余計収入には結びつかないし、自分で調整できるからこそ、行動を起こさないと変わっていきません。

それに不安というのは放置すればするほど強まっていくものなので、不安な時ほど「布団に入って寝ていたい」と思いがちですが、布団に入ってどうしようと悩み続けるほど、不安は強くなるんです。

そして不安になるのは、大体ピンチの時や困った時ですよね。 それが想像だとしても不安な気持ちになるということは困っていて、ピンチになっている状態ということです。

「不安の本質」というのは、脳科学的に言うとノルアドレナリンの分泌がされている状態のことを言います。人が緊張や不安、恐怖の感情を持つときは、脳内物質のノルアドレナリンが分泌されている時です。

ノルアドレナリンは、「戦うか逃げるかの物質」と言われていて、原始人が巨大な生物に出会った時に取る行動でもあります。

その人間の本能的な反応が今の現代の人間にも備わっていて、 不安だと思う時は「早く行動して、その状況から脱出しなさい」という指令が出ている状態です。

だから不安を消すためには、やっぱり行動することが一番なんです。

いきなり不安が0にはならないとしても、行動することで不安が軽くなるんですよね。

現に私も、まず運動という行動を起こしたことで、その運動が持つ性質も相まって、不安が少し解消できました。

こうして気分が上がって本来の自分に戻ってから実際にその不安の原因に働きかけるような行動に移していくといいと思います。

私の場合はその行動の1つとして言えるのは、仕事の実務に取り掛かることです。 なんだか膨大にやらないといけないことがある気もするし、作業がうまくその収入に結びつくのかという不安感はありますが、「やらないと変わらない」とやるしかないと思って行動に移しています。

HSP気質な私でも「なんとかなってきた」という事実

現在私はHSP気質を自覚していて、小さい頃からかなり不安を持ちやすいタイプでした。

ですが現在30年以上人生を積み重ねてきていて、小さい頃から行動も起こしてきたタイプだと思っています。

好奇心旺盛で、色々なところに出かけるのも好きですし、「やってみたい」と思ったことは大体行動に移してきました。

行動に移すと、それが成功しても失敗しても経験値を得られますよね。その経験がとても大事だと思うんです。

今もすごく不安になることもありますが、自分の中での切り替えるきっかけとして、1ついいなと思うのが「これまでもなんとかなってきたしな」という言葉です。これからも不安だなと思った時は、何かしらの行動に移すことを心がけて、今に集中しようと思います。

このようにうつ病を経験し、HSP気質を自覚していて心配性な私は、これからの人生を安定したメンタルで明るく元気に生きていきたいので、 そのためになりそうなことを自分の心と体を使って実験中です。

これからも何か学びを得たらシェアしていきますね!

<SNSでも子育てに関する情報発信をしています>
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

保育士/チャイルドカウンセラー

国立大学で子どもの自立支援について研究中の子育て支援保育士。九州大学教育学部卒。2019年2月に女の子、2021年11月、2023年10月に男の子を出産した3児の母。HSP(Highly Sensitive Person)の気質を持ち、人生で2度のうつ病を経験。現在はがんばりすぎるのをやめて「無理せず自分らしく」がモットー。育児のお役立ち情報やライフハック、子どもと楽しく過ごすための遊び心などを発信。

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