【調理前に洗う?洗わない?】舞茸の風味を吹き飛ばしてしまうNGな下処理を八百屋が解説
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
涼しくなってきて、やっと秋らしい気温になってきましたね。秋といえば食欲の秋というだけあって、きのこやさつまいも、ぶどうや梨、栗などおいしい秋の味覚がたくさんありますよね。
そんな中でもきのこは秋になると炊き込みご飯や天ぷらにしてよく食べるという方が多いのではないでしょうか。
ただ、意外ときのこは扱い方を間違えている方がいて以前お客さんから「舞茸は洗って調理するべきなのか、洗わない方が良いのか教えて欲しい」と質問を受けたことがあります。
そこで今回は「舞茸の正しい下処理の方法」を紹介していきます。
舞茸は調理前に洗わないで
舞茸は絶対に調理前に洗わないようにしてください。
舞茸に限らず、きのこは水洗いしてしまうと食感が変わったり風味が落ちてしまい、まずくなってしまうんです。そもそも市販のきのこは施設で栽培されているため、基本的に汚れていることはないのでそのまま調理していただいて問題ないんです。
さらに、水洗いすることでビタミンB郡など水溶性の栄養素が流失してしまいます。
山で採ったきのこが汚れている場合は、少しの汚れであれば、濡らしたキッチンペーパーで拭き取るなどして汚れを落としましょう。汚れがひどい場合は、その部分を切り落とすか、一部分だけ水洗いするなど、状態に合わせてなるべく洗わない方向で汚れを落としてください。
ただ、天然のきのこの場合は虫が入り込んでいる可能性があるため、塩水に3時間ほどさらして虫を取り除く必要がある場合があります。きのこ狩りに行く際は、ガイドの方の指示に従って下処理してくださいね。
舞茸の正しい下処理の方法まとめ
今回は「舞茸の正しい下処理の方法」を紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考にして、おいしく旬の舞茸を食べて頂けると嬉しいです。
他にも「鮮度がよくおいしい舞茸の選び方」や「舞茸が長期間長持ちする保存方法」という記事を書いているので、気になる方はそちらも読んでみてくださいね。