エキナカでタイ料理が食べられる！この事実を知ったとき、個人的にはとても嬉しかったのを覚えています。大宮でも気軽にタイ料理が食べられるという世界が生まれた瞬間でした。

そんな僕に衝撃を与えたお店こそ、エキュート大宮内にある「カオマンガイ キッチン」です。オープン当初は「カオマンガイ」に振り切った営業をしていて、センレック（ヌードル）こそサブメニューで存在しましたが、基本的には「カオマンガイを食べる店」という割り切りがユニークなお店でした。

その後、ニーズに応じてグリーンカレーが増えたり、その他のメニューが増えたりもしてきましたが、頑なに提供していなかったのが、タイ料理でも一番人気の「ガパオライス」。実はお弁当では早々に取り扱いがはじまっていたのに、店内では食べることが出来ず、そこが「カオマンガイキッチン」としての矜持なのかなと勝手に思っていたものでした。

そんなカオマンガイキッチンでも、ついにイートインでガパオライスの提供が始まっているのに気が付きました。これはものすごく大きなことです！

ガパオの味は基本的に系列となる「マンゴツリーカフェ」系と同等で、しっかりと辛いガパオが食べられます。（辛みを抜くこともできるようです）。一方でカオマンガイ専門店であったがゆえに、設備的にシンプルな調理以外はできないようで、フライドエッグが普通の目玉焼きになっていたのは唯一惜しいポイントでした。

もちろん主力のカオマンガイは相変わらずおいしいですし、ヌードル系も間違いの無い味わい。グリーンカレーなどもさすがの完成度で、エキナカということを忘れてしまう魅力があります。なにより、タイ料理に必須の味変調味料がフルセットで提供されているのがいいですね。そんなお店がガパオも提供できるようになって、まさに鬼に金棒的な魅力を感じました。

ルミネの中には系列店である「マンゴツリーカフェ」もありますので、タイ料理を食べたいとき、ビルの中とエキナカで選択肢があるのは素晴らしいですね。本格派はルミネのほうに、クイックなら屋台ライクなエキナカに、ということで使い分けられそうです。

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