45歳。3ヶ月で交際終了。「言葉の行き違い」が悪い方向に増幅しました~おみおじリポート(144)~
婚活市場に残された最後のフロンティア! 理系男子発掘の二大関門とは
※2023年4月19日追記。川村さんは半年間の受けオネット期間を終了し、自動退会日を迎えました。川村さんはオネット外で知り合った女性と仮交際が続いていると聞いています。彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
企業などで真面目に働いている独身の理系男子は婚活市場においては「最後のフロンティア」だと思います。都市部ではなく開発や生産の現場の近くに暮らしていたり、女性がいる場に慣れていない人が多かったりするので、母数は多くても接点が持ちにくいのが第一関門。
大人の女性との楽しくて温かみのある関係性構築についても学んでもらわなければなりません。理系男子が得意なロジカルシンキングには限界があります。相手の感情を想像しながら共感したりしなかったり、を実践しながら感じることが必要。これが第二の関門です。
オネットでは第一関門を僕が突破して、第二関門はマチコ先生が伴走とフォローを担っています。自分で言うのも何ですが、僕は人間関係に関してはオールラウンダーです。特に再婚して愛知県三河地方に引っ越してからは年齢も職種も多種多様な人と交流しています。製造業の現場で働くエンジニア系の人たちも多い土地柄なので、有望な独身理系男子の発掘には余念がありません。別媒体の取材などで出会った独身男性にも「結婚したいならオネットに入りませんか?」と図々しく声をかけたりしています。
マチコ先生は自分自身が理系出身で、婚活の末に出会えた旦那さんは変わり者(失礼)の医師。愛する理系男子たちを論理とデータを駆使して婚活仕様に導きつつ、彼らに合いそうな女性とマッチングする術に長けています。今のところの成功事例は、学部も大学院も東京大学理学部卒で恋愛経験ゼロだった松井健太さん(仮名、39歳)。マチコ先生が辛抱強くお世話して、オネット内でお見合いした医療関連企業の専門職女性との真剣交際が続いているところです。
偽装に近いことも行われている食品業界。僕は社会に胸を張れるような仕事をしたい
第二の松井さんになりそうな男性を我が愛知県内で見つけてきました。食品メーカーで品質保証系の管理職をしている川村修一さん(仮名、45歳)です。学部も大学院も東海地方にある国立大学の卒業生。社会人になってから食品業界で転職を4回経験しているそうです。転職を重ねた理由は、ちゃんと働いてちゃんと休みたいから。
「在籍2年以下の会社は1社だけです。そこは入社前に聞いていた労働条件とだいぶ異なりました。たまには旅行やドライブを楽しみたいので、連休が全く取れないのは辛かったです。年間で110日は休みたいと思っています。今では土日祝休みですし、有給休暇もちゃんと取れます」
転職してから4年目になるので仕事にもだいぶ慣れてきて、人間関係も良好。長く働きたいと思っているとのこと。そして、仕事も「ちゃんとやる」が川村さんのモットーです。
「食品業界の一部では偽装に近いことも行われています。でも、僕は社会に胸を張れるような仕事をしたい。今の会社にも不十分な点はありますが、そこはみんなで直していこうという雰囲気です。経営層の意識も高く、働き甲斐があると感じています」
川村さんの役割は開発から生産までを見渡す品質保証。自分がやるべきことをやりつつ、他の人たちにルールを守ってもらう仕事なのだそうです。しかも管理職なので様々な人に気を遣わなければなりません。一見するととっつきにくい雰囲気の川村さんですが、会社では覚悟を決めてコミュニケーション能力を発揮しているのだと思います。
話してくれる女性が好き。買い物や食事など、何気ないことを一緒に楽しみたい
川村さんは「人見知り」だと自認しています。僕はある会合で彼と知り合ったのですが、話しかけても会話が弾むことはありませんでした。でも、なんだか人懐っこい笑い方をしてくれて、後から丁寧かつ読みやすいメッセージを送ってくれたのです。謙虚さと前向きさと知性が同居するような文章に感動し、本連載のインタビュー取材も兼ねている受けオネット面談を経て現在に至ります。
「初対面の人とすぐに仲良くなることが苦手ですが、知り合いのつながりがあれば少しずつ親しくなれます。例えば、趣味の一つであるスキューバダイビングは同僚に誘ってもらい交流できました。大学時代の研究室や下宿屋には今でも出入りさせてもらっています」
学生時代から一人暮らしをしてきた川村さん。家事は普通にできるそうですが、「家の中で人の声がしない」と寂しく感じることが増えて来たそうです。
「僕自身はあまり話すほうではないので、いろいろしゃべってくれる女性だと相性がいいのかなと思っています。結婚したら、買い物に行ったりスイーツを食べたりと何気ないことを一緒に楽しみたいです」
自分の「こだわり」を言語化すると、大事なこととそうでもないことが見えてくる
川村さんは婚活未経験者ではありません。6年ほど前、大手結婚相談所に登録して活動したことがあるそうです。しかし、マッチング自体が少なく、数少ない交際も3ヶ月ほどで終わってしまったとのこと。
「はっきりした理由はわかりませんが、ちょっとした言葉の行き違いが悪い方向に増幅してしまったのかな、と思います。それまでにも交際のチャンスがなかったわけではありません。告白を受けたことや多分好かれているのかな?と思うことも何度かはありました。そのときは気持ちが高まらずに断ったりしてしまっていましたが、いま思うと間違った判断だったと思います」
お世話するにあたり、マチコ先生から「自分のこだわりを明らかにしてください」との助言がありました。川村さんはそれなりに好条件が整っているのに6年前の結婚相談所での婚活で「マッチング自体が少なかった」と聞いてマチコ先生は首をかしげているのです。プロフィール写真が下手過ぎたのかもしれませんが、おそらく川村さんのほうが選び過ぎたのではないでしょうか。
子どもが欲しいからという理由で30代女性とのお見合いを希望していた川村さんに、43歳初産を終えたマチコ先生は経験とデータを使ってアドバイス。不妊原因の半分は男性にあることを踏まえ、30代女性との自然妊娠の可能性、40代前半と一緒に不妊治療をして子どもができる可能性、などを説明しました。川村さんはアラフォー女性とのお見合いにも前向きに望みたいと納得の表情。
「子どもを作ることにチャレンジする以外にも川村さんなりの条件があるはずです。あまりにこだわりが強すぎると相手とのすり合わせが難しくなりますが、どうしても譲れない点は私も尊重します。お見合いをしながらこまめに連絡をください」
マチコ先生への「報告・連絡・相談」を楽しく続けていると、自分の中のこだわりが客観的に見えるという効果があります。結婚相手に求めるものと求める必要がないものがなんとなくわかったりするのです。そして、「ちょっとした言葉の行き違い」に関してもマチコ先生がフォローしてくれるから大丈夫。相手の女性からも常に「報告・連絡・相談」を受けているからです。
ここまで書いていて、川村さんは半年以内に真剣交際の相手ができると確信しています。来年の今ごろは結婚しているかもしれませんね。川村さん、集中して頑張りましょう!
※文中の受けオネット会員は仮名です。川村さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。