川がそのまんま温泉の無料スポット!お尻の下でお湯が湧く、川遊び気分で入浴できる群馬県の尻焼温泉
温泉ライターの泉よしかてす。
川がそのまま温泉って聞くとテンションが上がります。だって川がそのまま露天風呂になるっていうことじゃないですか。
全国にはそんな面白いスポットがいくつかありますが、今回ご紹介するのは群馬県の尻焼温泉です。お尻を焼くなんて、名前もユニークですよね。
尻焼温泉へのアクセスと駐車場
尻焼温泉があるのは群馬県吾妻郡中之条町入山。2010年に中之条町と合併するまでは六合(くに)村と呼ばれていたエリアにあります。長野原草津口から野反湖に向かう途中を少し西に入った辺り。
比較的、草津温泉から近い場所でもあります(約12キロ、車で20分程度)。
さて、車でアクセスするなら目的地の川風呂の手前にある無料駐車場を利用すると良いでしょう。
大型車は利用できませんが、普通車やバイクが停められます。
それから歩いて長笹沢川に架かる橋を渡り、川に沿って左方面へ。
すると「川風呂入口」と書かれた看板があるので、それに従って河原に降ります。
川沿いの小径を進むと小屋のようなものが見えてきます。小屋に見えるのは尻焼温泉の湯小屋で、もうその辺りの川で入浴ができるのです。
尻焼温泉の湯小屋
川風呂の前に湯小屋をざっと紹介しましょう。こちらはいうなれば無料で使わせていただける半露天風呂のようなものです。
入浴に適した温度のお風呂で、川風呂に入った後にここで温まって帰るのも良いかと思います。
ただし注意点がひとつ。湯小屋のお風呂は水着・湯あみ着着用禁止です。男女別に分かれているわけでもなく、脱衣室があるわけでもなく、しかも川の方からも丸見え。無料なのはありがたいのですが、湯小屋のお風呂は女性にはハードルが高いと言えます。
尻焼温泉の川風呂に行くなら!チェックしたい持ち物
尻焼温泉の川風呂は、自然の川であり温泉でもあります。自治体では男女ともに水着着用を推奨しています。もちろんタオル類もお忘れなく。
また、特に女性が着替えられる場所が無いので、水着の上に簡単に着脱できる服を着ていくのが無難でしょう。私もそうしました。
一方、お子さん連れなら浮き輪などの浮き具があるといいでしょう。川底は意外と深いところもあります。
そして忘れがちなのが足元。裸足だと思った以上に川底の岩で滑ります。ビーチサンダルでも良いのですが、流されないようにかかとに引っ掛ける部分ががあると使いやすいです。クロックスのようなぬげにくく水の中でも使えるサンダルがオススメです。
足元からお湯が湧く、自然の川の露天風呂
人工的に堰き止めてはありますが、周辺は自然の森。そこを流れる川の中なので、アクセスが容易な割にかなりのワイルド感が楽しめます。
川底から湧く天然の温泉が、川の水と混ざってほどよくぬるめになっています。お湯が湧いているところには少し熱い箇所もありますが、のんびり浸かったり泳いだりできちゃいます。
無料で自然の中の巨大な露天風呂に入れるってなかなか楽しい体験です。
川風呂から上がったらどうするか
川風呂から上がる時、男性の多くは湯小屋で温まったり着替えたりしています。女性にはそれは難しいので、筆者のおすすめは、まず水着の上からタオルで拭き、多少ぬれてもいいワンピースなどをそのまま上から着る方法です。そして落ち着いて入浴できる尻焼温泉の他のお風呂に行き、日帰り入浴してさっぱりし、着替えましょう。
尻焼温泉で日帰り入浴できる施設は以下の3ヶ所です。営業時間・立ち寄り入浴時間は施設ごとにご確認ください。
- ホテル光山荘(外部リンク)(川風呂から歩いてすぐ)
- 星ヶ岡山荘(外部リンク)(少し歩くが駐車場よりは手前)
- 尻焼温泉 弁天の湯(外部リンク)(尻焼温泉無料駐車場から車で2分ほど、日帰り専用施設)
尻焼温泉 川風呂の注意事項
自然の中にある場所なので、野生生物には注意しましょう。暑い季節にはアブが多いこともあります。また蛇などが出る可能性もあります。
プールや管理された露天風呂ではありません。岩で肌を傷つけることもあるので、その点も気を付けてください。
そして何より天候には細心の注意を払ってください。大雨の後などの増水時、悪天候の時などは利用しないでください。
尻焼温泉 川風呂
住所:群馬県吾妻郡中之条町入山
電話:0279-95-3111(中之条町六合支所)、0279-75-8814(中之条町観光協会)
公式サイト:尻焼温泉(中之条町観光協会)(外部リンク)
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