関東で海一望の絶景露天風呂?実はあるんです。しかも源泉かけ流し「五浦観光ホテル 別館 大観荘」
温泉ライターの泉よしかです。
関東地方に湧く温泉はたくさんありますが、群馬、栃木、はたまた神奈川県の箱根にしても山の中。意外と海沿いには少なかったりします。
しかし実は茨城県北部にとても良い温泉があるんですよ。茨城県自体、北関東地方としては温泉が少なく、あっても源泉温度が低いところが多いのですが、五浦温泉の「五浦観光ホテル 別館 大観荘」は、太平洋一望の野露天風呂にたっぷり熱い源泉が掛け流しに!
五浦観光ホテルには、「和風の宿 本館」と「別館 大観荘」の2軒がありますが、今回は「別館 大観荘」のお風呂を中心にご紹介します。
五浦海岸の岬に一軒建つ「五浦観光ホテル 別館 大観荘」
まるでそのまま日本画の一幅になりそうな五浦(いづら)海岸の磯の風景。その先の岬に建つ旅館が「五浦(いつうら)観光ホテル 別館 大観荘」。
この場所にあるだけで、海側の客室や露天風呂からの絶景はもう約束されたようなものです。またお宿には歴史を感じる重厚感があります。
こちらの温泉にどうしても入りたくて、私は2021年に泊まっています。その時の感動が忘れられず、今回改めて取材させていただきました。
案内してくださったのは女将の村田知世さん(右)と村田和華子さん(左)です。
「五浦観光ホテル 別館 大観荘」の温泉「大観の湯」
詳しい客室などは別記事でご紹介するとして、まずは温泉へ行ってみましょう。
お風呂は「大観の湯」という名前で、トンネルを抜けた先にあります。客室とは別棟で、ロビーや客室から見える景色とは隣の入り江側に面しているのです。
豪快に打ち寄せる波も見える露天風呂
お風呂は2ヶ所にあり、宿泊すれば入れ替え時間があるので両方入れます。どちらも露天風呂から太平洋が一望できますが、昼間~夕方に女湯に設定されている方のお風呂は、岸壁に波が打ち寄せる様子がお風呂から見える所がとても印象的。
露天風呂の浴槽は2つ並んでいて、片方は五浦海岸のシンボル「六角堂」をイメージした形。屋根も付いているので雨や日差しからも守ってくれます。
また海と露天風呂の間を隔てる塀が透明なので、湯船に浸かりながら海が見えることが何よりの贅沢です。
お湯は自家源泉のナトリウム・カルシウム―塩化物泉で、71度の源泉と35度の源泉をミックスして、加水も加温も無しの源泉掛け流しを実現。
黄緑色のほんのりとした濁り湯で、華やかな油系のにおいがします。かなり濃い目の塩化物泉なので、しっかり温まり冬でも湯冷めしにくいです。
もう一つの浴室からも太平洋一望
昼間~夕方は男湯に設定されている方の浴室も、お風呂の数や広さはほぼ同じ。
露天風呂から見える雰囲気は少し違います。こちらは雄大な水平線を見ながら入る感じ。透明な塀までの距離はこちらの方が近いように思います。
実は取材撮影は日帰り入浴営業時間前に行わせていただいたのですが、最初は雨が降っていました。幸いにも撮影している間に急速に天候が回復し、最終的には見ての通りの青空に。
日が差してきた時の海やお湯の色の鮮やかさには感動しかありません。まさにこちらは、関東を代表する海の絶景温泉だと思います。
貸切風呂「椿の湯」「浜菊の湯」も紹介
「五浦観光ホテル 別館 大観荘」には貸切風呂も2種類あります。岩風呂の「椿の湯」と、バリアフリーの「浜菊の湯」です。
いずれの貸切風呂も完全予約制で、45分間2,200円となっています。
なお一人当たり+1,100円で日帰り利用も可能です。利用したい場合はホテルにお問い合わせください。
ランチ+日帰り温泉の利用も可能
「五浦観光ホテル 別館 大観荘」は、宿泊だけでなく日帰り温泉も楽しめます。またランチとセットで日帰り入浴することもできます。
ランチは8名以上で予約可能な昼食プランもありますが、予約なしで気軽に食べるなら館内の「レストラン椿」がオススメ。なお「レストラン椿」の営業は、土・日・祝日のみとなっています。
ここは海が近いので、新鮮な海鮮が食べられます。
しかも窓からは海の絶景。目にも舌にもごちそうですね。
しかも「レストラン椿」で食事をしてから日帰り入浴を利用すると、入浴料が500円引きに!かなりオトクです。
五浦観光ホテル 別館 大観荘
住所:茨城県北茨城市大津町722 地図で確認する
電話:0293-46-1111
公式サイト:五浦観光ホテル 別館 大観荘(外部リンク)
日帰り入浴(大観の湯):11:00~14:30、18:00~20:30 大人1,100円
「五浦観光ホテル 別館 大観荘」にランチ試食と入浴体験を提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
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