元家政婦が教える!「洗濯のNG5選」梅雨時の洗濯は特に気をつけたい
もうすぐ6月、ジメジメした季節がやってきますね。梅雨時に悩む家事といえば、洗濯。特に生乾きの臭いは嫌なものです。そこで今回は、元家政婦の私が、洗濯物の臭いを防ぐための「洗濯のNG」を5つご紹介します。
洗濯機を洗濯カゴ代わりにするのはNG
洗う前の洗濯物を、そのまま洗濯機に入れて保管している人もいますよね。洗濯カゴを使わないからスペースも取らず、一見いい方法のようにも感じます。しかし、洗濯機に汚れた衣類や湿ったタオルなどを入れると、雑菌が繁殖することに。さらに、洗濯槽にカビが生える場合もありますよ。それが臭いの原因になってしまいます。洗濯機は通気性がよくないため、フタを締め切るのはもちろん、開けていても中に洗濯前の衣類を入れるのはやめましょう。
洗濯カゴに濡れたものをそのまま入れるのはNG
生乾き臭の原因は「モラクセラ菌」という雑菌です。そのへんにいる常在菌ですが、濡れた状態が5時間以上続くと爆発的に増え、さらに増殖の際に嫌な臭いを発します。一度増えた菌は、普通の洗濯では落ちにくく、「洗濯したのにタオルが臭い…」なんてことに。濡れたままのタオルなどをそのまま洗濯カゴに入れてしまうと、湿った状態が長く続くことになります。濡れている洗濯物は、そのまま洗濯カゴに入れずに、いったん干して乾かすのがおすすめです。※詳しい方法などは、過去記事「今すぐやめて!元家政婦が教える『洗濯物の生乾き臭を防ぐためにやってはいけないこと』」をご覧ください。
フィルターの掃除をしないのはNG
洗濯機のフィルターに溜まったゴミや糸くずも、雑菌発生の原因になります。面倒かもしれませんが、特に梅雨時期は毎回糸くずを捨てましょう。洗える場合は洗い、乾かしておくのがおすすめです(外し方、洗い方は洗濯機によって違います。取扱説明書をよく読んでから行いましょう。間違った取り扱いは故障の原因になります)。
洗剤や柔軟剤を入れ過ぎるのはNG
洗剤は、足りないよりは多めに入れた方が、汚れがよく落ちる気がしますよね。でも、多めに入れた洗剤が溶け残ると、それがカビのエサとなることも。また、柔軟剤の入れすぎも、雑菌繁殖の原因となります。洗剤や柔軟剤は、適切な量を入れましょう。
洗濯機のフタを締め切るのはNG
洗濯後は、洗濯機のフタを開けておきましょう。締め切ると湿気がこもり、カビが生える原因に。また、フタだけでなく、洗剤投入口も引き出しておくのがおすすめです。
さらに、洗剤投入口が取り出して洗えるものは、週に一回程度は洗いましょう。この部分も意外とカビが生えやすい場所ですよ。※ドラム式の場合は、安全上の理由でフタをあけっぱなしにできないものもあります。乾燥コースなどで乾燥させたあとは、フタを閉めておきましょう。こちらも、取扱説明書に書いてあることを守ってください。
ちょっとしたことの積み重ねで洗濯の悩みを解消できる
洗濯機のフタを締め切るとか、洗濯機を洗濯カゴ代わりにするとか、些細なことが洗濯物の臭いの原因になります。「少し面倒だな?」と感じるかもしれませんが、ちょっとしたことの積み重ねで、洗濯の悩みが解消できますよ。習慣にしてしまえば大したことはありません。ぜひためしてみてくださいね。
※掲載当時の情報です。現在とは異なる場合があります。個人の経験を含んでいます。
洗濯物のシワをラクに取る方法については、私のサイトの記事「洗濯物のシワを簡単に取る方法!アイロンはなるべく使いたくない!」をご覧ください(外部サイトです)。※スマホからご覧のかたは、プロフィールからフォローしていただくと、最新記事の見逃しがなくおすすめです。