京都の料亭のお菓子と上質の抹茶が東京で楽しめる「紫野和久傳(わくでん)丸の内店」の茶菓席で一服
東京駅や有楽町からもほど近い丸の内は、多くの美術館や劇場が集まる文化的なエリア。
美術館を訪れた帰りに必ず立ち寄るのが「紫野和久傳(むらさきのわくでん)丸の内店」。
オフィス街でもある丸の内にあって、京都の雰囲気を感じる店構え。
それもそのはず、和久傳は由緒ある京都の料亭。
その料亭が仕立てるお菓子と上質の抹茶がいただける茶菓席もあるの都内唯一のお店がこちら。
落ち着いたしつらえで上品な和菓子と抹茶をゆっくり楽しむ静かな時間。
季節の羊羹「笹ほたる」や早春限定の「笹じゃばら」については以前の記事に書きましたが、今回は紫野和久傳丸の内店の茶菓席をご紹介します。
京都の料亭「紫野和久傳」
明治3年、京丹後の料理旅館が発祥の和久傳は、昭和57年に京都の高台寺近くに移り料亭「高台寺和久傳」を開店、現在に至ります。
その他に京都に室町和久傳、京都和久傳など5店舗を展開。
また、贈り物やお手土産を求めるのに最適な「おもたせ」のお店は京都に3店、都内に4店、名古屋に1店あります。
※詳細は和久傳の公式サイト(外部サイト)参照
「紫野和久傳丸の内店」は茶菓併設
紫野和久傳丸の内店は有楽町駅から徒歩5分ほど。
地下鉄の日比谷駅や丸の内駅からも近く、東京駅も徒歩圏で、にぎわいもありながら落ち着いた雰囲気。
このエリアは美術館も多く、皇居や日比谷公園も近いので、街歩きの休憩によい立地です。
私は美術館帰りによくこちらに立ち寄り、お気に入りのお菓子を購入するのですが、時間があるときはこちらの茶菓席を利用します。
茶菓席は7席のみで、静かで落ち着いた大人の空間です。
お茶室のような雰囲気のある床の間を囲むようにカウンター席が7つ。
お菓子やちりめん山椒など贈り物を求めるお客様が訪れる中、休憩にと茶菓席を利用する方も。
茶菓席でいただく料亭のお菓子と抹茶
茶菓席のメニューはシンプルに、お菓子と抹茶のセット(税込1650円)のみ。
お菓子は数種類から選ぶことができ、食後には温かいほうじ茶も付いています。
この日は和久傳の代表的な「れんこん菓子 西湖(せいこ)」をいただきました。
蓮粉による独特のぷるぷる食感に和三盆の上品な甘さが絶妙で、とてもおいしいです。
抹茶もとても上品なうま味とふくよかな香り。
食後のほうじ茶も香り高くおいしいです。
どちらのお詰め(製造)か伺ったところ、京都は宇治の「利招園茶舗」のものだそう。
以前、紫野和久傳の季節の羊羹「笹ほたる」に使われている抹茶とほうじ茶も利招園茶舗のものと聞いたことがあり、やはり!と舌鼓を打ちつつ納得のお味。
「笹ほたる」はおもたせの品ですが、1本からの販売なので、少しだけ食べてみたいという方には茶菓席で召し上がることをおすすめします。
上質な抹茶が練り込まれた白小豆ベースの水羊羹に、ほたるの光をイメージした香り高いほうじ茶の琥珀羹が美しい逸品です(8月下旬までの販売です)。
器を愛でる楽しみ
こちらを訪れるたびに楽しみにしているのが器の鑑賞。
抹茶も素敵な器でいただくことができます。
器も楽しみの一つなので、ゆっくりと抹茶を味わいながら愛でます。
ほうじ茶のお湯呑みも素敵です。
奥にはギャラリー「白」があり、自由に展示を見ることができます。
紫野和久傳丸の内店に立ち寄ると必ずギャラリーも拝見しています。
展示販売のため、気に入ったものがあれば購入も可能です。
この器をこういう風に使いたいな、などと思い浮かべるのも楽しく、目の保養にもなります。
おもたせとして人気のお菓子
季節により内容の変わるお菓子やちりめん山椒など、贈り物にも喜ばれる品々はおもたせとして人気です(詳細は紫野和久傳ホームページ(外部サイト))。
近隣の美術館や劇場での芸術鑑賞の余韻を、茶菓席で和菓子と抹茶をいただきつつ静かにゆっくりと過ごし、帰りにはおもたせも購入が可能です。
丸の内へ行かれたら、ぜひ一度訪れてみてください。
【紫野和久傳丸の内店】(外部サイト)
〒100-0005
東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1階
TEL.03-3240-7020 FAX.03-3240-7030
営業時間物販:10時30分~19時
茶菓席:11時~17時30分(L.O. 17時)
定休日無休(年始のみ休業)
交通のご案内
<電車のご利用>
・JR 有楽町駅、東京フォーラム口より徒歩3分
・東京メトロ有楽町線 有楽町駅、D5出口より徒歩2分
・東京メトロ千代田線 二重橋前駅、1番出口より徒歩3分
・東京メトロ日比谷線 日比谷駅、A3出口より徒歩6分
※紫野和久傳ホームページより引用(2024年8月現在の情報です)
取材協力: 株式会社紫野和久傳