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都心は今年1番の7月並みの暑さ一転、週明けは季節逆行の冷たい雨に

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
雨や雲の予想(ウェザーマップ)

季節が3か月も行ったり来たり

東京の時系列予報(ウェザーマップ)
東京の時系列予報(ウェザーマップ)

きょう18日(土)は全国的に晴れていて、7月下旬並みの強烈な日差しが照りつけています。東京都心では午前10時44分に26.6度まで上がっていて、このあと最高気温は29度位まで上がる予想で、4月28日に記録した28.2度を抜き、今年1番の暑さとなるでしょう。7月並みの暑さとなりそうです。

ところが週明けにかけて、進んだ季節の逆行に要注意です。あす19日(日)はまだ日中晴れ間があり、6月並みの25度位まで上がる予想ですが、夕方以降は次第に雨が降り出し、あさって20日(月)はほぼ一日中雨となるでしょう。そして雨で気温は上がらず、正午の気温は17度と、4月並みの肌寒さとなりそうです。

わずか2日間で季節は3か月も行ったり来たりすることになりそうですから、気温の変化、寒暖差にご注意ください。

本州付近は暑い晴天域も、将来の梅雨前線の雨雲が北上へ

雨や雲の予想(ウェザーマップ)
雨や雲の予想(ウェザーマップ)

雨や雲の予想をみると、きょう18日(土)午後9時の段階でも、北海道から九州にかけてよく晴れている予想ですが、注目は南の海上にある東西に連なる雨雲です。沖縄の東海上には活発な雨雲もみられ、本州へ向け、北上してくるでしょう。この雨雲は将来の梅雨前線に相当する雨雲ともいえます。

あす19日(日)は、太平洋側に活発な雨雲が到達へ

雨と雲の予想(ウェザーマップ)
雨と雲の予想(ウェザーマップ)

あす19日(日)になると、関東から四国にかけての太平洋側に、次第に雨雲がかかりはじめ、東京都心など、関東でも夕方以降は南部から雨が降り出す見込みです。特に四国から紀伊半島にかけては活発な雨雲が北上し、雷を伴って、激しく降る所も出てくるでしょう。

あさって20日(月)は、関東で季節逆行の冷たい雨か

雲や雨の予想(ウェザーマップ)
雲や雨の予想(ウェザーマップ)

雨雲はあさって20日(月)にかけて、近畿から関東へべったりと広がり、特に関東地方は一日中雨雲に覆われた状態となるでしょう。上空には雨雲を活発化させる暖かく湿った南風が流れ込みますが、地上付近の最下層には北寄りの冷たい風が流れ込むため、日中にかけて、気温は20度に届かぬまま、推移することになりそうです。

大雨に注意が必要

48時間の予想降水量(ウェザーマップ)
48時間の予想降水量(ウェザーマップ)

予想される総雨量は、関東から四国の太平洋側で50ミリ前後と計算されていて、特に活発な雨雲が北上する紀伊半島や四国の東部では、局地的に100ミリ以上の大雨が予想されています。暖かく湿った空気の入り具合によっては、関東南部でも激しく降ったり、大雨となる可能性がありますので、最新情報にご注意ください。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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