東京都心は11月として32年ぶりの寒さか
タイトル画像にある通り、きょう20日(水)は日本の南に発生した低気圧に伴う降水域が関東地方まで広がっていて、朝から冷たい雨となっています。強い寒気(冬将軍)はもう抜けつつあるのですが、それでもその寒気がまだ残っている所に雨雲が広がってきたため、真冬並みの寒さとなっていて、このまま気温が上がらず、東京都心は11月として、32年ぶりの寒さとなるかもしれません。
朝から気温が低下している所も
冷たい雨とともに、気温が下がっている所も多く、きょう20日(水)午前10時現在の気温は、東京都心で6.3度、その他も6度から7度程度の所が多く、傘に加えて、冬のコートやダウン、マフラーや手袋などが活躍する寒さとなっています。
東京都心はこのまま真冬並みの寒さに
東京都心のきょう20日(水)午前10時までの最高気温は、未明の午前0時18分に観測した7.8度で、最低気温は雨の降り出した午前8時10分に観測した5.5度、そして午前10時現在の気温は、上述した通り、6.3度となっています。
けさ発表された東京都心の時系列予報よりも1度ほど低めに推移していて、このあと日中から夜にかけてもほとんど上がらず、7度から8度程度の予想となっています。実況からもう少し低めに推移するかもしれません。平年値よりは5度から10度近くも低く、まさに真冬並みの寒さとなりそうです。
11月としては32年ぶりの寒さか
上図は東京都心で11月に最高気温が10度未満、つまりひと桁の寒さとなった日を平成以降で調べたもので、古い時代には、毎年のように、この10度未満の寒さはありましたが、平成以降でも7回記録していますので、特に珍しい寒さというわけではありません。
ただきょう20日(水)は、上述した通り、これまでの最高気温が7.8度で、このあと1日中、7度から8度程度の予想となっているため、2012年11月28日に記録した8.5度に届かない可能性が十分にあります。そうなると1992年11月28日に記録した7.1度以来、11月としては32年ぶりの寒さとなります。
なお、きょう20日(水)は、11月とは思えないような寒さが続きますが、あす21日(木)は日差しが戻って15度位まで上がり、ほぼ平年並みとなりそうです。