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4月30日の対韓国戦、ラグビー日本代表23名発表!17名が初キャップへ。先発FBは東海大3年の野口

斉藤健仁スポーツライター
先発FBは東海大3年の野口が抜擢。落ち着いたプレーとキックが持ち味(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

4月28日、日本ラグビー協会は4月30日(土)の「アジアラグビーチャンピオンシップ(ARC)2016 」(14時キックオフ@ニッパツ三ツ沢)の対韓国代表戦、日本代表の登録メンバー23名を発表した。

2015年ワールドカップ以来、2019年に日本で開催されるワールドカップに向けて初の日本代表戦となった。だが、2015年のワールドカップに出場して3勝を挙げた31名の多くはサンウルブズや海外の他のチームに所属している。

そのため、ARC2016の日本代表スコッド30名はトップリーグの若手や大学生中心に構成され、一部はU20日本代表候補が入り、2015年ワールドカップ経験者は誰もメンバー入りしなかった。

4月30日の韓国代表戦は、FW、BKともにフィジカルに長けた選手が多いチームを意識し、試合登録メンバーには代表キャップホルダーが6名、サンウルブズのメンバーが7名が選出された(一部重複)。ハーフ団は、ワールドカップ出場こそならなかったが、ともにエディー・ジャパンで活躍したSH内田啓介キャプテンとSO山中亮平のコンビとなった。

その一方でノンキャップが17名で、先発には東海大2年のNO8デビタ・タタフ、同じく東海大3年のFB野口竜司の2人の大学生が入った。控えには東海大4年のPR 渡邉隆之、筑波大2年CTBの前田土芽、東海大2年CTBアタアタ・モエアキオラの3人の大学生が名を連ねた。2人の若きBKはWTBでの起用もあるかもしれない。

「育成よりも結果を重視して強化したい」という中竹竜二日本代表ヘッドコーチ代行は「アクションラグビー」をテーマにARC2016の4試合に挑む。昨年、エディー・ジャパンでも56-30と苦戦した韓国代表相手に、次世代を担うヤングジャパンがしっかり勝ちをつかむことができるか。

◇4月30日 韓国代表戦 日本代表試合登録メンバー

☆はサンウルブズのスコッドも兼ねる

1 北川賢吾(クボタ、-)

2 森太志(東芝、-)☆

3 知念雄(東芝、-)

4 谷田部洸太郎(パナソニック、-)

5 宇佐美和彦(キヤノン、4キャップ)☆

6 山本浩輝(東芝、-)

7 安藤泰洋(トヨタ自動車、-)☆

8 テビタ・タタフ(東海大2年、-)

9 内田啓介(パナソニック、12キャップ) ◎主将

10 山中亮平(神戸製鋼、4キャップ)☆

11 児玉健太郎(パナソニック、-)

12 中村亮土(サントリー、4キャップ)

13 石橋拓也(NTTコミュニケーションズ、-)

14 山下一(豊田自動織機、-)☆

15 野口竜司(東海大3年、-)

リザーブ

16 東恩納寛太(キャノン、-)

17 坂手淳史(パナソニック、-)

18 渡邉隆之(東海大4年、2キャップ)

19 小瀧尚弘(東芝、-)

20 村田毅(NEC、5キャップ)☆

21 井上大介(クボタ、-)☆

22 前田土芽(筑波大2年、-)

23 アタアタ・モエアキオラ(東海大2年、―)

◇ARC2016 日本代表スケジュール

4/30 (土) 日本代表 対 韓国代表 (@神奈川・ニッパツ三ツ沢競技場)

5/7 日(土)香港代表 対 日本代表 (@香港)

5 /21(土) 韓国代表 対 日本代表 (@韓国)

5 /28土) 日本代表 対 香港代表(@東京・秩父宮ラグビー場)

スポーツライター

ラグビーとサッカーを中心に新聞、雑誌、Web等で執筆。大学(西洋史学専攻)卒業後、印刷会社を経てスポーツライターに。サッカーは「ピッチ外」、ラグビーは「ピッチ内」を中心に取材(エディージャパン全57試合を現地取材)。「高校生スポーツ」「Rugby Japan 365」の記者も務める。「ラグビー『観戦力』が高まる」「ラグビーは頭脳が9割」「高校ラグビーは頭脳が9割」「日本ラグビーの戦術・システムを教えましょう」(4冊とも東邦出版)「世界のサッカー愛称のひみつ」(光文社)「世界最強のGK論」(出版芸術社)など著書多数。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。1975年生まれ。

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