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【ラグビーW杯】日本代表、4戦目・アメリカ戦の試合登録メンバー発表 WTB藤田が初先発へ

斉藤健仁スポーツライター
サモア戦に勝利し、ファンに挨拶する選手たち(撮影:斉藤健仁)

10月9日、11日20時(日本時間12日4時)にラグビーワールドカップの予選プール4戦目・アメリカ代表戦(@グロスター)を迎えるラグビー日本代表は、イングランド・ウォリック近郊の宿舎で試合登録メンバー23名を発表した。

予選プール最終戦、ラグビー日本代表は、過去ワールドカップで2敗と分が悪いアメリカ代表に挑む。「一番重要な試合」とエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が言うように、現在、2勝1敗の日本代表が3勝目を挙げて、再び歴史を塗り替えることがきるか。ジョーンズHCと選手たちは「コントロールできないことは気にしない」とアメリカ戦に集中している。

日本代表が決勝トーナメントに進出できるかどうかは、まず、現在プール2位のスコットランド代表(総勝点10)の結果次第だ。スコットランド代表が10日のサモア代表戦で、勝点3以上(4トライ以上の引き分けまたは勝利)得ると、現在、プール3位(勝点8)の日本代表はベスト8に進出することはできなくなる(勝点が並んだ場合は当該成績)。もしスコットランド代表が勝点2以下であれば、日本代表がアメリカ代表に勝てばベスト8に進出する可能性が出てくる。

FLリーチ・マイケル主将、HO堀江翔太副将、FB五郎丸歩副将、LOトンプソン ルーク、FLマイケル・ブロードハースト、SH田中史朗らの中軸選手は、やはり、4戦連続先発となる。LOにはアイブス ジャスティンが入り、インサイドCTBには今大会初出場となるクレイグ・ウィング、アウトサイドCTBには立川理道が入った。両翼には4戦連続WTB松島幸太朗、そして今大会初出場となる藤田慶和が名を連ねた。

◇先発登録メンバー

(ポジション 名前 年齢 所属 キャップ 出身)

PR1稲垣啓太(25歳、パナソニック、9、関東学院大出身)

HO堀江翔太(28歳、パナソニック、41、帝京大出身)

PR3山下裕史(29歳、神戸製鋼、48、京産大出身)

LOトンプソン ルーク(34歳、近鉄、62、リンカーン大[NZ]出身)

LOアイブス ジャスティン(31歳、キャノン、32、タイエリ高[NZ]出身)

FLリーチ マイケル(27歳、東芝、46、東海大出身)◎主将

FLマイケル・ブロードハースト(28歳、リコー、25、キャンピオン高[NZ]出身)

NO8ホラニ龍コリニアシ(33歳、パナソニック、43、埼玉工大出身)

SH田中史朗(29歳、パナソニック、52、京産大出身)

SO小野晃征(28歳、サントリー、31、クライストチャーチボーイズ高[NZ]出身)

WTB松島幸太朗(22歳、サントリー、15、桐蔭学園高出身)

CTBクレイグ・ウィング(35歳、神戸製鋼、10、NSW大[豪州]出身)

CTB立川理道(25歳、クボタ、42、天理大出身)

WTB藤田慶和(22歳、早大4年、28、東福岡高出身)

FB五郎丸歩(29歳、ヤマハ発動機、56、早大出身)

控え

HO木津武士(27歳、神戸製鋼、40、東海大出身)

PR1三上正貴(27歳、東芝、31、東海大出身)

PR3畠山健介(30歳、サントリー、71、早大出身)

LO真壁伸弥(28歳、サントリー、33、中央大出身)

NO8アマナキ・レレイ・マフィ(25歳、NTTコム、6、花園大出身)

FLツイ ヘンドリック(27歳、サントリー、35、帝京大出身)

SH日和佐篤(28歳、サントリー、50、法政大出身)

WTBカーン・ヘスケス(30歳、サニックス、13、オタゴ大[NZ]出身)

スポーツライター

ラグビーとサッカーを中心に新聞、雑誌、Web等で執筆。大学(西洋史学専攻)卒業後、印刷会社を経てスポーツライターに。サッカーは「ピッチ外」、ラグビーは「ピッチ内」を中心に取材(エディージャパン全57試合を現地取材)。「高校生スポーツ」「Rugby Japan 365」の記者も務める。「ラグビー『観戦力』が高まる」「ラグビーは頭脳が9割」「高校ラグビーは頭脳が9割」「日本ラグビーの戦術・システムを教えましょう」(4冊とも東邦出版)「世界のサッカー愛称のひみつ」(光文社)「世界最強のGK論」(出版芸術社)など著書多数。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。1975年生まれ。

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