JR「藤沢駅」南口から徒歩5分。おととし1月に掲載した『大衆肉バルCHICO（チコ）』のすぐ近くにお店を構えるビストロ『Tartaruga（タルタルーガ）』。今年9月にオープンしたばかりの新しい1軒です。

外観は煉瓦造りのような建物。店舗がある2階へと階段を上がります。

店内はどこか海外の隠れ家食堂のような空間。落ち着いた雰囲気なので、おひとりさまでも気楽に利用できそうです。

今回は店主の加藤さんにランチ取材をお願いしたのですが...メニュー表の中に気になるひと品を発見。

お得な1,000円ランチの下に、「賄いカレー（500円／スープ・パン付き）」の文字が。駅から5分のこの場所で「500円ランチセット」？あり得ない価格設定ですが、これは一体…。

加藤さんにお話をうかがうと、仕入れ過剰となってしまった材料などを美味しく食べていただきたいと考えた「賄い」メニューとのこと。とはいえスープとパンもついての500円。食べる方は嬉しい限りですよね(笑)。というわけで「賄いカレー」をお願いしました。

まずは自家製の手作りパンと日替わりスープ。

取材時の日替わりスープは「かぼちゃのポタージュ」。これが思わず目を見開いてしまう美味しさで「スープだけで500円とってもいいのでは？」と感じたほど。加藤さんは「自家製のカラメルを伸ばしスープに加えています。そのため香ばしい風味と甘さも楽しんでいただけると思います」と話します。またモチッとした食感が特徴の手作りパンは、何気にご飯1膳分くらいの食べ応え。スープとパンで小腹が満たされてしまいます。笑

そこに「賄いカレー」が登場。この日はにんじんや玉ねぎなどがゴロゴロ入った「野菜カレー」でした。

「ここ数日、団体さんが続いたので牛肉をたくさん使いました。その際に出た牛骨などを利用して作ったカレーです。お肉はほとんど入っていませんが、肉の旨味を感じられると思います」と話す加藤さん。確かにお肉の姿はあまり見られませんが、牛肉の濃厚な旨味を堪能できるので物足りなさはありません。辛さは中辛程度で、キレの良いスパイスも◎。加藤さんは「辛みに弱い方や子連れの方はお気軽にお申し出ください。マイルドに仕上げることも可能です」と言います。

その日の材料によって作られるため「牛すじカレー」「ミネストローネベースの野菜トマトカレー」など味わいやスパイスの量も変わるとのこと。何度も訪れていろいろと楽しみたいですね。

どう見ても500円には見えないボリュームと充実の内容で、もはや異次元の衝撃を受けた「賄いカレー」。ネット上の口コミサイトなどにも驚きの声が多くみられました。これは定番ランチやディナーへの期待も高まりますね。

なお、お店ではランチ・ディナーともに貸し切り利用も承っています（15名～30名程度まで対応可。ランチ会や打ち上げ、同窓会などで多く利用されているそうですよ）。ぜひ幅広くご利用くださいませ。