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「20万円のスーツなんて売れるワケない」と陰口を叩かれてからの大逆転!【営業に本当に大切なこと】

【本】ライター|さきブックライター/ 電子書籍編集/ Kindle作家
営業は「バカ正直」になればすべてうまくいく!勝友美(SBクリエイティブ、2017

営業に大切なものは、「バカ正直さ?」

そのお仕事の魅力はどんなところですか?
そのお仕事の魅力はどんなところですか?

(1) 仕事が心から好きなことを会話の中で表現する

もし、「自分の仕事が大好きで商品を勧めてくる人」と「仕事で、イヤイヤ商品を売ってくる人」がいたら、多くの人は、前者から商品を買いたいと思います。

積極的に、会話の中で表現するのももちろん大事ですが、言葉にしなくても、なんとなく思っていることや考えていること、というのは相手に伝わってしまうもの。だから、まずは、自分の扱っている商品の魅力を見つけて好きになるところから始めましょう。

(2) お客様と話すときは、正直になる

何よりもまず、自分に正直になるところから
何よりもまず、自分に正直になるところから

世の中には、会話術や新聞を読むなど、営業のための情報がたくさん出回っています。相手に気に入られるために、したくないことをしたり、本心では思ってもいないことも伝えなければいけないと思っている人もいるかもしれません。

しかし、勝さんは、「相手に取り入るための行動」を一切やらないそうです。お客さんに対しても、自分の気持ちを正直に伝えることを心がけていると言います。

とはいえ、本音をただ伝えるだけだと、トラブルになってしまいます。お客さんに伝える内容は、「より良い商品を提供するために、愛情を持って自分の想い伝えらる内容」に限定するのがポイント。

自分のカラーを出すと、気の合う人が自然と増える
自分のカラーを出すと、気の合う人が自然と増える

正直に自分のカラーを出していると、考えが合わない人は自然とは離れていきます。逆に、自分のカラーが好きだというお客さんが増えると、紹介してくれた人とも馬が合う可能性が高いし、大好きなお客様が増えていく好循環にはいります。また、正直に本音を伝え合って、信頼関係が築けると、クレームも少なくなります。

スーツ屋さんなんて、数え上げればきりがないほどあります。でも、その中で何を基準に選ぶかといえば、正直な言葉で語り合い、人間同士の付き合いができるかどうか。私はそれを重要視しています。

(3) 相手を知った上で、最適な提案をする

相手のことを考えた提案を
相手のことを考えた提案を

欲しくないものを勧められたら、嫌な気持ちになりますよね。だから、大切なのは、まずは相手が何を望んでいるのかを知ること

「今何を望んでいるのか?」「どんな未来を望んでいるのか?」

「この人は私の望んでいることをよくわかってくれている」と思ってもらえるとあとがスムーズになります。

YouTubeでもお馴染み!オーダーメイドスーツ会社社長

スーツが売れない時代にスーツを売るということ
スーツが売れない時代にスーツを売るということ

YouTubeのフォロワー47万人の勝友美さん。

日本初の女性テーラーとして、ミラノコレクション出場、2023年にはパリコレクションへの出場をはたしています。

いまでは大活躍中の勝さんですが、実は、オーダーメイドスーツ業界は不況。過去には、「20万円のスーツなんて売れるわけがない」と、同業者から陰口を叩かれていた時期もあったそうです。

そのような逆境を跳ね除けて活躍される姿からは、本当に勇気がもらえるというか、かっこいいなと思います。

営業はクリエイティブな楽しい仕事!
営業はクリエイティブな楽しい仕事!

商材はなんであれ、営業・販売は、素晴らしくクリエイティブな仕事だと思います。

営業は、クリエイティブで楽しい仕事という勝さん。この本を読んだら、営業に携わる人もない人も、何らかのヒントをもらえるかもしれません。

気になった方は、ぜひ本書を読んでみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。

営業は「バカ正直」になればすべてうまくいく!勝友美(SBクリエイティブ、2017)より

ブックライター/ 電子書籍編集/ Kindle作家

1日2冊の本を読む本好きブックライター。書籍やKindleの代筆をやっています。みなさんにもぜひ読んで欲しい「面白い・ためになる・学びがある」本をご紹介いたします!本と読者のご縁を繋ぐ活動中。

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