多くの著名人も人生のバイブルとして名前をあげる本【アルケミスト】〜夢を旅した少年〜
アルケミスト【パウロ・コエーリョ（著）、山川 紘矢・山川 亜希子 (訳)、角川文庫、1997】
（１）実は世界で最も売れた本ベスト５のひとつ！？
あるデータによると、世界でもっとも読まれた本ベスト５のひとつが、この「アルケミスト」だそうです。（ちなみに、１位が聖書、２位が毛沢東語録、３位がハリー・ポッターとのこと、どれも納得です…！）
オバマ前大統領など、著名人・有名人の推薦本としてもよく名前があがる、ロングセラー小説です。
（２） 私も大好きな本のひとつですが、最初読んだ時は、よくわからなかった…
正直、最初に読んだ時は、意味がわからなくて、楽しめなかったんですよね。途中で読むのをやめてしまいました。
なので、まさか何十回も読むことになる大好きな本になるとは思いもしませんでした。けれども、シンプルな文章で書かれた小説なのに、読み返すたびに惹かれる箇所が異なり、読むたびに新しい発見があります。
どちらかというと、「小説」として読むよりは「自己啓発書」として読む方がしっくりくるかと思います。
(３) あらすじ
羊飼いの少年サンチャゴは、夢でお告げをえました。それは、「ピラミッドにお前の宝物がある」というもの。少年は、ジプシーや不思議や老人と会って、ピラミッドに向かって旅に出ることを決意。
旅の途中で多くの人との出会いと別れを繰り返しながら、人生の知恵を学んでいきます。最終的に、少年が宝物を見つけたのは、意外な場所で...！？
（４）夢をあきらめてしまった人に読んでほしい「勇気」をくれる本
アルケミストとは、「錬金術師」の意味です。非金属から、金属（おもに金）を作る研究者のこと。
- 進路に悩んでいる人
- やりたいことがある人
にぜひ読んでほしい小説です！
大人から子供まで楽しめます。
（５） 迷った時に思い出したい名言がたくさん
本の中に名言がたくさん散りばめられているので、マーカー必須！！
誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何も考えを持っていないようだった
僕はほかの人と同じなんだ。本当に起こっていることではなく、自分がみたいように世の中を見ていたのだ
自分をしばっているのは自分だけだった。羊た血も、商人の娘も、アンダルシアの平原も、彼の運命への道すじにあるステップにすぎなかった。
（６） どっちの表紙もかわいい！
（著者）パウロ・コエーリョ
ブラジル出身の作家。大学を中退後し世界中を旅する。帰国後、作曲家として成功するが、反政府運動の嫌疑をかけられ三回投獄されるなど波乱万丈の人生をあゆむ。
