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【大阪市・天満】11月30日に開店する概念超えのエンタメ感あふれるもんじゃ酒場で食べてきた!

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

大阪で珍しいもんじゃがメインの酒場!

 首都圏や関西圏のオフィス街で「Dynamic Kitchen & Bar 燦」や「Dynamic Kitchen & Bar 響」などのダイニングを中心に112店を運営するダイナック。比較的年齢層の高いビジネスマンをターゲットにした店が多い会社なのですが、今年になって、おばんざいが名物の和食居酒屋「焼鳥ハレツバメ」や海鮮酒場の「釣宿酒場マヅメ」、寿司酒場「日々晴々」、アジアン酒場「ニューハノイ」など、カジュアルな酒場をメインに8種の業態を積極出店しています。

 大阪エリアでは、ネオ大衆酒場スタイルの店「ニドサンド」を8月22日にオープンしました。

 そしてこの11月30日、「ニドサンド」と同じエリアの天満にもんじゃ焼きが名物の「元祖海老出汁 もんじゃのえびせん」の1号店を開店。

 オープン前の内覧会に行けるチャンスがあったので訪問しました。

 場所は、大阪・天満。JR天満駅をまっすぐ北に3分ほど。天満の飲み屋街のメインストリート的なところです。

 手前にキッチンがあり、奥が飲食フロアになっています。内装は、モルタルや古材、タイルを用いた温かみのあるモダンな趣き。

 こちらは2階の奥のフロア。全体に昭和ノスタルジックなデザインイメージのようです。

 もんじゃ焼きのお店らしく、テーブルはすべて鉄板付き。かわいい丸いテーブルもあります。

サワーとソフトドリンク類が充実!

 ドリンクはサワー類が充実。なかには、牛乳ハイ539円や青汁ハイ539円といったトリッキーはサワーも。ハイボールや焼酎、ビール。ジンの翠のバリエなど、アルコールドリンクの種類は充実しています。自家製ジンジャエール539円や自家製レモネード539円のほか、コーラやメロンソーダのフロート759円など、ソフトドリンクも個性的なラインアップになっています。

 注文したのは、名物みぞれの純生レモンサワーのジャンボ869円。向かって右側は隣のテーブルの西尾さんが注文していた、パイナップルを半分丸ごと絞って作るえびせんのジャンボ生搾りパイナップルサワー979円。両方ともジャンボなのでわかりにくいのですが、大ジョッキ。パイナップルのサイズで判断していただくのがいいかと思います。

 名物みぞれは、シャリシャリでフローズンスタイルの氷。この氷がアルコールなので、しっかり混ぜ合わせて飲みます。

 ちなみにセカンドドリンクで注文したのは、爆弾みぞれビール759円。下の黄金色の部分がビールで、上のみぞれもホワイトリカー。アルコール×2ということになるので、いい意味でがっつり酔えます。

 注文は、QRコードを読み込み、LINEでメニューを決めてオーダーします。となりに置いてあるキッチンタイマーも実は重要なアイテム。

バラエティ豊かなもんじゃをそろえる!

 名物は常時13種そろえるもんじゃ。クワトロフォルマッジ1,419円、毛沢東スパイマーボー1,089円など、どれもが具だくさんで個性的です。

 もんじゃ焼きはトッピングも充実。お好み焼きや焼きそばから、おつまみメニュー、さらにシメの甘みまでバラエティ豊か。

 いくつか食べてみたのでおすすめを紹介します。

元祖海老出汁もんじゃスペシャル 1,749円

お店のイチオシは、エビ、イカ、ホタテ、明太子など、海鮮がたっぷり入ったスペシャル。向かって左端の白いのはお餅です。奥側の小皿に入っているのはチーズ。 

 具だくさんなのはもちろん、向かって左側のキャベツが入った生地部分のだしにエビを使っているのがこちらの大きな特徴。

 1枚目は、お店のスタッフが焼いてくれます。液状の生地と一緒に入ったキャベツを鉄板へ。生地はいったん残します。

 そこに具材をどんと入れてます。

 具材を細かく切り分けながら炒め、最後に残りの生地をかけます。

 キッチンタイマーをかけて約2分後がこの状態。これで食べてOKですが、あとは好みの状態で食べます。

 ぷりぷりとしたえびやイカなど、サワーのあてにピッタリ。明太子のアクセントがめちゃめちゃいい仕事をしています。もんじゃ経験値がかなり低いんですが、ヘラでこそげてとる焦げがおいしいんだということを知りました。

韓国海苔の豚キムチポッカ1,089円

 野菜と豚肉を炒めた、韓国料理のキムチポッカをイメージしたもんじゃがこちら。要は豚キムチをもんじゃにした感じです。ちなみに2枚めからは、お客さんが焼くというのがスタンダード。今回はお願いして焼いてもらいました。

 こちらが出来上がり。少し地味に見えますが豚キムチがおいしくないはずがなく、しかも仕上げのチーズがめちゃめちゃ合っています。韓国のりがついているのですが、のりにもんじゃをのせて巻いて食べました。

もんじゃ以外にも、鉄板を使った楽しい料理をそろえる!

 もんじゃ以外にも、“おいしい”に加えて“楽しい”と思える料理を多彩にそろえます。

たまご焼き~ほぼカニタルタル~ 649円

 タルタルソースで和えたカニカマのほぼカニを目の前の鉄板で巻いて焼く玉子焼き。自分で焼くことも可能らしいのですが、もちらんスタッフに焼いてもらいました。

 卵液&タルタルと同時に用意されるのが鉄製の枠。

 まずは枠に卵3個分の卵液を流し込んで焼きはじめます。

 卵が焼けはじめたら、手前の方にタルタルをのせます。

 卵液が固まりはじめたら枠を外して巻きます。

 こんな感じになって。

 最終的にはこのように焼けます。

 美しい部位を選んで切り分けるとこのようになります。タルタルは酸味は抑え気味で、カニカマがたっぷりはいっているので、洋風のだし巻きのようなあじわいで、かなりおいしく感じました。

海老トーストチリソースホイップ 1皿3個 627円

 バゲットに海老のペーストをパンに塗り、鉄板で焼き上げるトースト。ホイップクリームとチリソースが一緒に出てきます。

 えびのペーストが塗られた面を鉄板に置いて焼いていきます。これも約2分。

 ほのかに甘いホイップクリームとチリソースの甘いと辛いのバランスが絶妙で、これまであまり体験したことのない味わい。

海鮮トムヤム焼きそば 979円

 海鮮が入った焼きそばは、ニラやパクチーが入ったアジアンテイスト。

 レモングラスの風味が心地よく、タイ料理のパッタイに近い味わい。

ビーフ黒胡椒ライス 979円

 シメ用には焼き飯も用意されています。

 ニンニク醤油味のチャーハンは、バターの風味もありステーキ屋さんのシメの焼き飯の味。コーンの食感やこしょうのアクセントが心地よく感じます。

あんこ巻き 539円

 もんじゃ屋さんのの定番でもあるの甘味も鉄板で。生地をひいてあんこをのせてくるり。熱々デザート。アイスクリームをのせると更においしい!

 うまくいけばこのクオリティの熱々デザートに仕上がります。

味だけでなくエンタメ感も一緒に味わう!

 焼いてもらったり自分たちで焼いたりと、食べるや飲むということ以外に、見るや作るということが加わっている体験型の食事を楽しめます。ある意味、ほかでは体験できないアフター5として仲間やパートナーと訪問するのにおすすめ。また、天満らしく、週末や祝日は12:00から営業しているも嬉しいですね。

元祖海老出汁もんじゃのえびせん
住所/大阪市北区池田町6-6
電話/06⁻6867-7760
営業時間/16:00~24:00(LO.フード23:00、ドリンク23:30)
     【土・日・祝】12:00~24:00(LO.フード23:00、ドリンク23:30)
定休日/無休
席数/81席(店内78、テラス3)
交通/JR天満駅から徒歩約3分、OsakaMetro天神橋六丁目駅から徒歩約6分

お店の公式Instagram

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編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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