ヤンキースに救世主現る!? 三塁手の代役が、開幕から3試合とも同点に追いつく打点を挙げる
3月30日、ニューヨーク・ヤンキースは、5対3でヒューストン・アストロズを下し、開幕3連勝を飾った。
1試合目のスコアは5対4。2試合目は7対1だ。ここまで、ヤンキースの14打点中6打点――あと3得点は打点なし――は、オズワルド・カブレラが挙げている。1試合目が4打数2安打、1本塁打、1打点。2試合目が5打数4安打、3打点。3試合目は4打数1安打、1本塁打、2打点だ。合計すると、13打数7安打、2本塁打、6打点となる。
いずれの試合も、カブレラの打点により、ヤンキースは同点に追いついた。1試合目は6回表のホームランで3対4→4対4、2試合目は7回表のタイムリー・ヒットで0対1→1対1、3試合目は7回表のホームランで1対3→3対3。2試合目のあと2打点は、8回表のタイムリー・ヒットだ。こちらは、リードを3点から5点に広げた。
それぞれの試合に、カブレラは、「9番・三塁」、「9番・三塁」、「9番・三塁」として出場している。DJ・ラメイヒューの怪我がなければ、スターティング・ラインナップに名を連ねることはなかっただろう。また、開幕戦の結果次第では、2試合目から、ジョン・バーディが三塁を守っていた可能性もある。ヤンキースは、開幕の前日に、マイアミ・マーリンズからバーディを獲得した。
◆「開幕前日に、ヤンキースは三角トレードで2年前の盗塁王を獲得する。三塁のレギュラーとして起用!?」
カブレラは、メジャーリーグ3年目の25歳だ。過去2シーズンは、内外野を守るユーティリティとしてプレーした。2022年は、44試合で打率.247と出塁率.312、6本塁打。2023年は、115試合で打率.211と出塁率.275、5本塁打だった。
今春のエキシビション・ゲームは、20試合で打率.213と出塁率.302、2本塁打。最初の9試合は23打数1安打に終わり、マイナーリーグで開幕を迎えそうな気配も漂っていた。
ここ3試合がブレイクの始まりなのかどうかは、まだわからない。だが、パワーに関しては、フロックではないかもしれない。2021年は、AAとAAAの計118試合で29本塁打を記録している。左打席から26本と右打席から3本だ。
今シーズンのホームランは、2本とも、左打席から打っている。