【自信はなくてもいい!】自信がない子の背中を押す方法5選
こんにちは、チャイルドコーチングアドバイザーのピッグママです。
自分に「自信がない」と悩む子どもたちは多いです。大人の私たちですら、「自信を持たなければならない」と思いがちです。
このような固定観念を、自分自身が振り払い、子どもの意識も変わると嬉しいですよね。
子どもの意識をどのように変えるのか。その方法とともに、挑戦を促すサポート方法を、今回はご紹介します。
1. 強みを伝える
他人よりずば抜けて優れていなければ、「長所」とは言えない。そういった考えを手放せば、子どもたちの中にある才能が見えてきます。
普段の行動でできていることを認め、強みとして伝えてみましょう。そうすれば、自信がなかったお子さんも、「意外といいところがあるのかも!」と自ずと前向きになれます。
そのような言葉をかけるためには、日頃から子どもを肯定的な視点で観察することが必要です。
声かけ例:
- 「今、上手にできてたね!」
- 「慎重なところが、いいところだよ」
- 「頑張らなくてもできるって、すごいことだよ」など
2. 許可を出す
「もっと自信持って!」と言われ続けた子どもは「自信がないとダメなんだ」という価値観に縛られ、動き出せなくなってしまうことがあります。
もちろん「自信があること」で前向きに行動できる子どももいますが、自信がないまま行動することがあってもよいと思いませんか。
「自信はなくても大丈夫」ということを子どもに理解してもらえれば、子どもは気持ちが軽くなり、行動を起こしやすくなります。
声かけ例:
- 「自信はあってもなくても大丈夫なんだよ」
- 「やる前から自信がないと思うのは当然のことだよね」
- 「自信はなくても、とりあえずやってみたら?」など
3. 成功体験を引き出す
「怖かったけど乗り越えられた」、「緊張したけど挑戦した」、「自信はなかったけど、やってみたら上手くできた」などの成功体験を大切にしましょう。
ささやかなことでも「できた!」という体験に目を向ける習慣を持てるように子どもをサポートしてみましょう。
どんなことにも「はじめの一歩」があったはずです。意識的に「できたこと」に目を向けると、小さな成功体験が大きな支えになって、「自信はなくても大丈夫」と思えるようになるでしょう。
声かけ例:
- 「自信がなくてもできたことってあるんじゃない?」
- 「自信があってもなくても、やってきたことってたくさんあるんじゃない?」など
4. 「力がすでに備わっている」前提で話す
子どもの自信のない気持ちを十分に受け止めた上で、「あなたにはできる力が備わっている」という前提で言葉をかけてみましょう。
そうすることで、子どもも自分が本来持っている能力を信じて行動できるようになります。
大人が「きっと、この子の力では無理だろうな」と思って見ていると、どうしても心配になり、それが言動にも現れてしまうので注意しましょう。
声かけ例:
- 「あなたならできると思うよ」
- 「あなたにできないことはない。できる人だからチャンスがきたんだよ」
- 「決断できる勇気があれば大丈夫!応援してるよ」など
5. 自分の中に「ある」ものに気づいてもらう
「ここがあなたの短所だから、改善していきましょう」という考えは、コーチングの考えかたではないです。さらに、このような言いかたは「あなたは不完全だ」という感覚が宿った言葉の表現なので気をつけましょう。
子どもに「自分ならできる!」と思ってもらうためには、その子の中に「ある」ものに焦点を当てるアプローチが必要です。
「ない」ものや短所に目を向けるのではなく、「ある」ものや長所に気づいてもらえれば、子どもはいきいきしていきます。
声かけ例:
- 「今日は時間通りに来れたから、時間管理能力があるね」
- 「自分に『ある』ものって何だと思う?」など
たとえ子ども自身が自分の力を信じられなくても、親が子どもを信じてかける言葉によって、子どもは自分が本来持っている力を発揮することは可能!
「自信がなくたって、やってみていい」と思ってもらえる言葉をかけることがポイントです。
まとめ
- 自信がない子どもの背中を押す(強みを伝える、許可を出す)
- 備わった力を引き出す(成功体験を引き出す、力が備わっている前提で話す)
- 視点を変えたアプローチ(自分の中に「ある」ものに気づいてもらう)