子育てに正解があるとすればこれだ
こんにちは!保育士ごんちゃんです。
「無理しない育児」をモットーに、保育士として地域の子育て支援事業に従事しながら、オンラインでも育児に関する情報発信をしています。
そして私も現役の子育て世代で、3人姉弟の育児に日々奮闘しています。
今日は日頃から様々な子育て中のママさんのお悩み相談を受けている私が思う、子育てのお悩みを解消するために大切なことをお話します。
育児には正解がないんじゃなくて…!
育児をしてると、「育児には正解がない」ということを聞いたり、見たり、自分自身でも思ったりすることがよくあるんじゃないかなと思います。
確かにそうなんですけど、「(全員に共通する)育児に正解はない」「たった1つのやり方や、たった1つの正解はない」というだけで、 「育児をしている家庭の数だけ、親子の数だけ、正解がある」というほうがしっくりくるかなと私は思うんです。
1人のママにも3通りの正解があると感じた母乳育児
私自身の子育てを考えてみても、1人目の時と、2人目の時と、3人目の時の正解はそれぞれ違うと感じています。
例えば母乳育児について、1番上の子は完全母乳、2番目の子は混合、3番目の子は、完全ミルクという選択をしました。私にしてみれば、どれも正解でその時のベストアンサーだなと思うんですけど、全部違う選択をしてますよね。だから、私という1人のママにしてみても、3通りの正解があったわけです。
それぞれの状況を思い出して考えてみると、1番上の子の時は、母乳育児が良いと思い過ぎてた部分があったと、今となっては思うんです。 でも、その時はそれが自分の中での正解というか、納得解だったんですよね。
なので1人目の時は生後2〜3か月ぐらいの時に、混合から母乳メインにしたいと思い、頻回授乳をして最終的には完全母乳に切り替えていきました。
2人目の時は、混合でいこうと決めていて、そのままずっと最後までいけたので、途中で母乳に寄せるかミルクに寄せるかという選択をすることはありませんでした。
3人目の時は、生後2〜3か月ぐらいの時に、ミルクの方が飲みが良くて好きで、母乳拒否があったんです。 だから、混合で頑張るかミルクにするかで悩んだ時期がありました。
母乳かミルクか?
特に1人目の時と3人目の時は、母乳にするかミルクにするか、どちらかに決めようとした時期がありました。
1人目の時は母乳メインでやってみたいし、挑戦したいっていう気持ちがすごい強くて。
なので情報を色々と調べて、助産院や産後ケアをしてくれるようなところに通ったりもしました。そして、1人目だったからこそ、それができたのだと思います。
一方で3人目の時は、生後半年から保育園に通うことが決まっていたので、完全母乳にするという選択肢は最初からありませんでした。
混合にするにしても結構頑張らないといけない。しかも、私が頑張ればいいだけじゃなくて、赤ちゃん側も結構頑張らせないといけない。母乳拒否があったので、母乳を飲んでもらうためにすごく頑張らないといけない感じだったんです。
それを考えた時に、母乳にこだわる必要があんまりないと感じてしまいました。それで最終的に完全ミルクになりました。
そのため、母乳かミルクかみたいな話はよく言われることではありますが、母乳が絶対の正解とか、ミルクで行った方がいいとか、それはもう本当に前提条件なしには語れないなと感じています。
それに、その時のママがどうしたいのか、その時の赤ちゃんの状況はどうなのか、そういうことによってもベストアンサーって変わってきます。
ママ自身の気持ちを大事に
育児をしていると、こっちにするのがいいかな、あっちにするのがいいかなとか、こういう時どうしたらいいかなとか、迷って決断するタイミングってたくさんありますよね。
その時に「育児には正解がないから、どっちでもいいよ」ということは、確かにそうだなとは思うんですが、厳密にはその時々で「その親子にとってのベストアンサー」が必ずあって、それは「それぞれにとって違う」という話かなと思うんです。
なので、「育児はほどほどでいいよ」とか「もっと手を抜いたらいいよ」というアドバイスもよく耳にすると思うんですけど、それも絶対の正解だなとは思えません。
というのも、例えば私のことを考えた時も、1人目の時の私の気持ちと、今の3人目の時の私の気持ちは結構違っていて、 1人目の時はやっぱり一生懸命さが勝っていて、試してみたいという気持ちも強かった。
その時に、「もう手を抜いたらいいよ」とか、「これはもうしなくていいや」みたいな選択が、自分にとって気持ちのいいベストアンサーだったかっていうと、そうじゃなかっただろうなと思うんです。
なので、育児でどうするか迷った時は、まずはママ自身の気持ちを大事にできたらいいなと思います。
でも、育児をしていて、どうするのが正解か情報を探している時に、自分でもどうしたいのかわからないけど、その正解が知りたい時もありますよね。
そういう時に情報を調べていると、「子供にとってはこれが正解」という対応が載ってたりする場合があります。それを見た時に、まず試してみて、やってみたはいいものの、それをやってる自分がすごくきついとか、育児そのものがきつくなったりとか、楽しめてないという風になってしまうと、本末転倒だと思います。
そこはママの感じた感覚も大切にしながら、どうやったら気持ちよくできるのか、無理なく続くのかということも、大切な視点として持っておけたらいいですね。
育児は何年も何年も続いていくものですし、仕事と違って転職とか退職とかできるようなものでもないですから、ママ自身が無理なく続けていける形じゃないと、本当にきつくなっていってしまいますから。
親子にとってのベストアンサーを
子供に「人生を楽しんでほしい」と思うのであれば、やっぱりママ自身が人生を楽しむ姿を見せるのが1番だなと感じます。一緒に楽しい時間を共有できたり、大人になるっていいなと思ってもらえるような振る舞いを親として見せることがすごく大事だなと思うんです。
なので、親子という単位で見た時のベストアンサーを探していけるといいですよね。
子供にとってはこれがいいんだけど、それを実現するママがすごくきついっていう状況だと、親子という単位で見た時はママの自己犠牲が多くなりすぎてしまうので、良くないですから。
なので、ママがどうしたいのかということはすごく大切にしてほしいですし、子どもを想って悩んで出した結論はどれも正解です!
そして、一人で考えても答えが出ないということもよくあると思いますし、実際、私自身にもあります。そういう時は人に聞いてみたり、選択肢を増やすことが大事だと考えています。
こんなやり方もあるし、別のやり方もあって、じゃあ私はどうしようかな…といろんな選択肢を知って、その中から試して決めていくイメージですね。
こういった考えのもとで育児本などを読んだりすれば、「その通りにしよう」じゃなくて、 「選択肢を広げよう」という気持ちで情報に触れたりすることができて、その情報の捉え方も冷静に見ることにつながって良いんじゃないかと思います。
というわけで、「育児には正解がない」というよりは、「無数に親子の数だけ正解がある」と考えています。
もし何か悩んでることがあって、選択肢の1つとして意見を聞いてみたいということがありましたら、ぜひ私の個別相談でもお話してみてくださいね。また、周りの人にも気軽に聞いてみるというアクションも良いのではないかと思います。
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!